空き家を動かしたくても動かせない?

総務省の「令和5年 住宅・土地統計調査」(速報集計)が公表された。やはり今回の注目は「空き家」である。空き家数は過去最高の900万戸、空き家率も過去最高の13.8%となった。このうち賃貸・売却用や二次的住宅を除いた空き家は37万戸と大幅増加の385万戸である。もはや待ったなしの状況にあることは言うまでもない。

空き家の増加が止まらず900万戸に達した

空き家対策特措法の改正など国の積極的な施策や、メディアによる報道などにより空き家問題は一般生活者にも広く知られているようだ。大きな問題となっている「放置空き家」の問題は、所有者の意識向上により徐々に進んでいくことになろう。ただ、「わかってはいるけれど…」という所有者も決して少なくないようだ。


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