マイナス金利解除で何が変わる?④ 長期的な返済計画をもとに住宅ローンの選択を

平井FP事務所 平井美穂 代表

マイナス金利の解除で、住宅の購入およびその後のローン支払いへどのような影響が現れるのか。
不動産会社、銀行での勤務経験を持つファイナンシャルプランナーの平井美穂氏に話を聞いた。

平井FP事務所
平井 美穂 代表

─マイナス金利解除の発表を受けて、相談に変化はありましたか。

2023年4月に日本銀行の総裁に植田和男氏が就任し、金融緩和政策からの方針転換が言われ始めた頃から相談数が急増しました。私自身、昨年、住宅ローンの借り換えを行ったのですが、ローンの見直しに関する問い合わせが多いです。

借り換えについては、いつまでに返済を終了したいかというライフプランが一つの大きなポイントとなります。金利1%以下の変動金利で借りている場合、より低い住宅ローンへ切り替えても、得られるメリットはさほど大きくない。10年以内には返済を完了するという計画を立てている人にはメリットがない場合もあります。そのため、ライフプランや返済計画の立て方を含めての相談がほとんどです。

日本の住宅ローンは、長期固定金利は上昇、変動金利は下落と二極化しています。


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