TrustLead、新集客サービス「トラストカウンター」が好調
インフルエンサー活用で集客拡大、成約率向上
TrustLeadは、住宅系インフルエンサーと提携を結び新集客サービス「トラストカウンター」を開始した。インフルエンサーマーケティングと、同サービスの加盟工務店300店以上のネットワークを駆使し、工務店の成約率向上を支援する。
TrustLead(本社:広島市中区、支社:大阪市北区、江島和城代表取締役)は、建築業界の主に地域工務店などを対象にInstagram、Facebook、YouTube、TikTokを活用した自社集客メディアの構築支援、さらに反響から成約までの可視化を行い、クライアントに伴走して支援する事業などを行う。
近年、特に重要な集客ツールとなっているのがInstagramだという。注文住宅最大の体験談メディア「MINIQUE」を運用するゼロシードが、コロナ禍で注文住宅を購入した人を対象に、コロナ禍における注文住宅の購買行動の変化を調査し、会社選びの際、インターネットで最も参考にしたサイトやSNSを聞いたところ、Instagramで情報収集を行った人が68%と全体の約7割を占めていることが分かった。
同社はInstagramの運用実績を定量解析できる分析ツールとして「Pegasus」を開発。Instagramアカウントを分析・可視化することにより、フォロワー、アクセス数、いいね数などの増加につなげ集客拡大を支援する。競合他社のInstagramアカウントの投稿への反響やフォロワーの増減などを分析できる機能も搭載している。「Pegasus」の利用料金は5万円/月~。2021年7月のリリースから2023年1月現在で登録数は、3000アカウントを突破している。直近では「Pegasus」に、ChatGPT機能を追加した。ユーザーからの複雑な質問にも即時対応が可能で、365日24時間いつでもカスタマーセンターの担当者と対話しているかのような自然な回答を返すことができる。江島社長は、「精度の高いマーケティングには欠かせないツールと自負している」と話す。
住宅系インフルエンサーと提携
300店超の工務店が加盟
同社は2023年3月、新サービス「トラストカウンター」を開始した。住宅系インフルエンサーを活用した新しい集客支援サービスとして注目を集め、順調に利用者拡大を図っている。
同社によると、InstagramをはじめSNSを活用した集客の仕組みづくりが重要だということは分かっていても、人手不足が深刻化する中で、そこに十分な人員を配置し、時間、労力をかけられる工務店は多くはないという。また、影響力の大きいウェブ媒体などに、広告を掲載すれば、コスト面の負担も大きくなる。大手ポータルサイトなどが運営する、家づくりを検討する見込み客を対象とした工務店の紹介サービスもあるが、1人の顧客に対して3、4社の紹介となるため、結果として価格競争になることが多いという。
新サービスの「トラストカウンター」では、こうした住宅営業での課題を解消し、多くのフォロワーを持つ住宅系インフルエンサーの強みを生かして、質の高い見込み客の獲得、送客につなげる仕組みを構築している。
同社は、累計200万人以上のフォロワーを抱える住宅インフルエンサー40人以上と提携を結んでいる。住宅会社で営業経験のある人や、建築事務所の設計士、インテリアデザイナー、戸建住宅の購入経験のある主婦など、様々な経歴を持つ人たちで、それぞれが持つ独自の経験、知識をもとに、Instagramで、特定の住宅会社などの情報に偏らずに、住宅づくりに役立つ情報発信をしており、多くのファン、支持者を獲得している。そうした住宅系インフルエンサーのフォロワーは、自ずと現在、家づくりを検討しているエンドユーザーが多くなる。中にはInstagramのDM(ダイレクトメッセージ)を活用して、住宅系インフルエンサーに、個別で家づくりの相談を行うエンドユーザーも多いという。インフルエンサーは、フォロワーから信頼されているため、DMによる相談などから発展して、住宅づくりにおいて何を重視しているのか、土地の有無、予算感、性能重視かデザイン重視か、どのような間取りが理想か、といったこともヒアリングにより話してもらいやすくなる。「売り込み重視ではなく、エンドユーザーからの相談に乗りながら、自然に話を進めていくことができる」(同社)。
一方で、「トラストカウンター」には、全国各地の300店超の地域工務店が加盟している。住宅系インフルエンサーのヒアリングにより、エンドユーザーそれぞれの正確な要望を把握することができれば、「トラストカウンター」を介して300店超の地域工務店から、最適な工務店を厳選して紹介し、ベストマッチングを演出することが可能になる。複数社の紹介により結果として価格競争にならないように1社のみに絞り工務店を紹介している。エンドユーザーにとっても選択疲れを回避することにもつながる。
「インフルエンサー自身によりエンドユーザーから家づくりの要望をヒアリングしてもらう他、インフルエンサーから見込み客の情報を当社のスタッフが引継ぎヒアリングを行う、あるいはインフルエンサーに当社のスタッフが伴走してヒアリングを行うなど、様々なパターンでヒアリングを行い、質の高い見込み客の獲得、送客につなげている。結果として2~3件に1件という高い成約率につながっている」(同社)。工務店は、広告料無料で「トラストカウンター」を利用でき、成約が決まった際の成果報酬型で料金が発生するため、初期の金銭的な負担を軽減できる。今後は、インフルエンサーとの提携拡大を図るとともに、有力工務店などの加盟店もさらに増やし、信頼に基づく新しい集客支援の仕組み「トラストカウンター」をより強固なものにしていきたい考えだ。
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