放置されてきた空き家という可能性

2023年12月13日、改正空家対策特措法が施行となった。24年の相続登記の義務化など関連法制度の改正、また、これらにあわせて空き家問題がメディアに取り上げられることなどが空き家所有者に気づきを与え、これまで放置されてきた空き家が何らかの形で動き出すことに期待がかかる。

放置されてきた空き家が動き出す

空き家の数については、これまで18年の「住宅・土地統計調査」の数字が引かれ、全体で849万戸、問題となっている「その他空き家」は349万戸とされてきた。同調査は5年に1回行われており、最新データは24年に発表される予定であるが、空き家数は全体で1000万戸に超えると言われている。単純にその4割が「その他空き家」と仮定すると、約400万戸が「その他空き家」だ。


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