窓を地域性や設置場所から選ぶ

住宅の断熱性能が急速に高まりつつある。省エネ基準への適合義務化、また、さまざまな支援策などの要件が高められるなか、もはやZEHレベルへの対応は当たり前、断熱等性能等級6・7への対応も広がっている。

LIXILは気候風土で窓を選ぶ「GREEN WINDOW」を提案した

こうした動きのなかで常に議論されるのが「数値競争」だ。UA値やC値などの数値のみを追い求めることに異を唱える声を多く聞く。これらの数字が果たす役割は、一般的に分かりにくい性能を見える化し、伝えるというものであり、数値を上げること自体が目的ではなかろう。問題は、その結果実現するはずの居住環境がどうなるかだ。UA値やC値は、居住環境を構成する重要な要素だが、あくまで一つの要素に過ぎない。窓も同様だ。

LIXILが地域の気候風土を踏まえて総合的に環境負荷を低減する新たな提案「GREEN WINDOW」を打ち出した。「日本は地域ごとに気候が異なる。断熱性能は非常に重要だが、さらに地域にあわせて日射熱や採光なども考慮する必要がある」(小林智 サッシ・ドア事業部長)と、地域特性に応じて断熱性だけでなくさまざまな要素から窓を選ぶべきと提案した。


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