宅配ボックスに“発送”という新たな価値を ワンタイムパスワードでセキュリティも対応

パナソニック ハウジングソリューションズ「e-COMBO LIGHT」

宅配ボックスの新たな付加価値として「発送」が注目されている。ECサイトの活用が広がるなか、「e-COMBO LIGHT」は、受け取りはもちろん自宅からの発送にも対応する宅配ボックスだ。

これまで宅配ボックスは受け取りがメインであった。昼間、自宅におらず受け取れないといったことから再配達が増加し社会問題となり、コロナ禍には在宅していても対面で受け取りたくないというニーズも高まった。加えて、今後は「自宅から発送したい」というニーズも高まりそうだ。オークションサイトの活用の広がりなどから、個人が荷物を発送するケースが増えており、パナソニックによると、荷物の発送場所は約半数がコンビニ、次いで運送会社であるという。さらに宅配サービスを月に10回以上利用する人は20%であり、今後はさらに増えていく可能性が高い。

こうした背景から「宅配ボックスには、受取と発送という“二刀流”が求められている」(外廻りシステム事業部・藤本拓弥主務)と、「e-COMBO LIGHT」を発売した。

壁埋め込みや機能門柱など
豊富な設置スタイルが可能

「e-COMBO LIGHT」の大きな特徴は、キー不要の電気錠を搭載していること。電気錠は電池駆動式で設置のための配線工事が不要。新築はもとより、リフォームにおいても「e-COMBO LIGHT」を設置するだけで済む。荷物を入れた後に電気錠のテンキーでワンタイムパスコードを設定、宅配業者への集荷依頼の際にこのパスコードを伝えることで宅配業者が電気錠を解錠して集荷してくれる。ワンタイムパスコードは1回使用すると使えなくなるので安心だ。

サイズは宅配物の大きさに応じて「ミドルタイプ」と「ラージタイプ」の2タイプを用意。特に「ラージタイプ」は幅310㎜×奥行400㎜×高さ700㎜、25㎏まで対応と大きな荷物でも十分な容量を持つ。この2つを組み合わせた2段設置も可能だ。

また、エクステリアのデザイン性が重視されるなか、据置設置だけでなく、ポール施工や壁埋め込み、機能門柱などでの設置も可能。豊富な設置スタイルで、住まいにあわせて選ぶことができる。

2023年4月の発売から半年が経過したが、集荷依頼できること、電気錠で鍵が不要なことなどが好評を得ているという。宅配ボックスにおける“発送”の機能はプラスαの大きな付加価値と捉えられているようだ。

なお、「e-COMBO LIGHT」は、EC商品・レンタル商品の発送・返却・返品サービス「SMARI」(首都圏1都3県で展開)と連携し、SMARIに対応したタイプも用意。送り状の記入が不要で、発送手続きをスマートフォンで行うことができる。また、発送が不要な人には電気錠ではなくシリンダーキー搭載で求めやすい価格の「COMBO LIGHT」もラインアップしている。

e-COMBO LIGHTの詳細は下記リンク先から確認できる。

パナソニック ハウジングソリューションズ
06-6909-7676(代表)
https://sumai.panasonic.jp/exterior/takuhai/combo/