変わる福祉と住まい産業
「厚生労働白書」では「福祉は複雑化・複合化し、分野横断的な対応が求められている」と指摘している。
戦後、都市への人口集中が進み、核家族化や共働きなどが増え、個人主義も広がった。それ以前は、村など小さな地域単位、または家族単位での助け合いが行われ、弱者と言われるようになった高齢者や子どもも地域のなかに居場所があり役割があった。こうした社会システムが壊れるなか、代わって公的な支援制度の充実を進めてきたのが昭和~平成の時代であったと言える。度々、地域コミュニティの崩壊、人のつながりの希薄化などが指摘されたが、時代の流れは変わることなく現在に至る。
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