アールシーコア/キッチハイク、北海道で保育園留学の寮を建設
〝こども主義〟の住まいを共同プロデュース
アールシーコアとキッチハイクが、北海道厚沢部町の「保育園留学の寮」を共同プロデュースした。保育園留学の参加者の宿泊施設となるもので、「こども主義」の家づくりに取り組んでいる。
「保育園留学」は、キッチハイク(東京都台東区、山本雅也代表取締役CEO)が展開する地域と子育て家族をつなぐ留学プログラムで、2週間ほど子どもを保育園に通わせながら、家族が地域に滞在する。2021年に厚沢部町からスタートし、現在約20地域で展開している。
具体的には、キッチハイクが自治体にプログラムを提案し、実施する保育園を紹介する。最近では、直接保育園から「保育園留学を取り入れたい」と問い合わせが入るケースもあるという。厚沢部町では、認定こども園はぜるで実施しており、約1年間で全国から約150組が留学、リピート率95%以上と大きな反響となっている。
![](https://htonline.sohjusha.co.jp/wp/wp-content/uploads/ht665-042_01.png)
参加家族の8~9割は都市部からの参加で、親は地域でリモートワークを行うケースが多いほか、立地によっては週1~2回の新幹線通勤を行ったり、育休を利用しての参加などもあるという。このためキッチハイクでは近隣のコワーキングスペースを紹介するといったサービスも行っている。
「保育園留学」が人気となるなか対応が求められたのが宿泊施設だ。これまでは自治体と連携して移住体験施設や空家などを活用してきた。厚沢部町ではこれら施設6棟を確保してきたが、一年間の予約がほぼ埋まるなか、その増強が求められていた。
そこで厚沢部町において「保育園留学の寮」を建設するプロジェクトが立ち上がった。
「こども主義」の家づくり
栖ログに子どもの発想を反映
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