2023.3.13

トヨタホーム、パナソニック ホームズ 八王子みなみ野で170区画の大規模分譲を共同開発

6000万円台、第一期31棟はほぼ完売

東京都八王子市みなみ野で共同開発している街づくり事業「八王子みなみ野リトヒルズ」の街びらきを実施し、2022年10月販売を開始した。第一期販売の31棟のうち29棟は成約済で、販売は好調だという。

トヨタホームとパナソニック ホームズはプライム ライフ テクノロジーズ(東京都港区)のグループ会社として、愛知県みよし市の街づくりをはじめ数々の連携を重ねてきた。今回、街びらきする「八王子みなみ野リトヒルズ」は、多摩丘陵地に公園と森に囲まれた170区画を整備。両社の住まいの最新技術やこれまでの街づくりで得た知見を融合させ、太陽光発電システムなど最新設備を搭載し全戸ZEHとし、自然の景観と調和する街並みを実現する。

自然景観とZEHが調和した街並み
街のシンボルとなるクラブハウス

八王子みなみ野は、大型商業施設が充実する「南大沢・多摩境エリア」、商業・行政の中心「八王子駅エリア」、都心・横浜へのターミナル駅「橋本エリア」の3つのエリアを使いこなせるセンターポジションに位置する。特に「橋本」駅は、JR東海がリニア中央新幹線駅の新設を発表しており注目が集まっている。「八王子みなみ野リトヒルズ」は、JR横浜線「八王子みなみ野」駅徒歩18~20分の場所に位置し、バス路線も整備されている。また、徒歩10分圏内に小学校、中学校もあり、子育て世代に恵まれた環境となっている。

「八王子みなみ野リトヒルズ」のコンセプトは「心身をリセットする、リトリートを実現するタウンデザイン。」。街区の総敷地面積は3万8000㎡超、栃谷戸公園に隣接し、丘の上から開放的な眺望が堪能できる。街区には、4つのストリートと3つのアベニュー(歩行者専用道路)を配した。道路と遊歩道の2面に接する区画を数多く採用し、のびやかな解放感とプライベート感に包まれた住環境を実現する。また、レクリエーションやコワーキングスぺースとして活用できるクラブハウスやシンボルツリーとなるオリーブを設置、歩行者専用道路などで住民の交流を促す。クラブハウスは、街のシンボルとなるタウンゲートに位置する。平屋建ての建物で、交流スペース、ラウンジ、ワークスペース、コミュニティデッキなどの空間で構成。屋外に食事を楽しめる空間も設けた。住民同士の交流を促す場であり、いざという時の防災拠点にもなる。住民は各住戸のカードキーでクラブハウスを利用できる。

そのほか、独自の3重セキュリティシステムにより防犯性を高めた。各住戸には、ALSOKのホームセキュリティを導入、また、街の入り口すべてに「防犯カメラ」を設置、さらに、ランドスケープの工夫により、カーエントランスを2カ所に限定することで、通過車両を抑制し、安全・安心に配慮した。

2022年10月、トヨタホームが15棟、パナソニック ホームズが16棟、第一期の販売を開始。敷地面積は165.06㎡~175.57㎡。最多販売価格帯は6000万円台。2023年2月時点で、トヨタホームは15棟すべて成約済、パナソニック ホームズは2棟を残し14棟が成約済みとなっており、当初の計画を上回るペースで販売は好調だ。購入者の大半は、住宅一次取得者で、30代のファミリー世代。勤務先は、東京都心という層が多いという。