ANDPAD受発注で実現 原価管理と法令対応

クリエイト伸 代表取締役 星川真一 氏

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愛媛県四国中央市のクリエイト伸は、注文住宅と本格的なリノベーションの両方に対応できる工務店として、地域からの高い信頼を得ている。また、ANDPAD施工管理とANDPAD受発注も活用し、業務負荷の削減はもちろん、徹底した原価管理と法令対応も推進している。

──2005年4月の創業以来、注文住宅を中心に事業を展開してきているそうですね。

クリエイト伸
代表取締役 星川 真一 氏

売上の7割くらいを注文住宅が占めています。加えて、最近ではリノベーションの受注も増えてきています。愛媛県で多いRC造の建物の本格的な断熱リノベーションや古民家の改修工事なども手掛けています。

本格的なリノベーションも手掛ける工務店だと口コミやご紹介が広がり、最近ではリノベーションを希望しているお客さまが、ご要望をお聞きするうちに最終的には建替えになるケースも増えています。

──経営面で特に注意していることはありますか。

現場や経営のムリやムダなどを省いていくためにも、原価管理は徹底しています。実行予算時と完工後の利益率の差異が1%前後となるように目標を設定し管理を行っています。

ANDPAD導入前には原価管理に多くの手間がかかっていました。協力会社の方々から送られてきた紙の請求書を精査しながら、ミスや二重請求、請求金額の間違いを丁寧に確認していく必要がありました。

当社では、現場監督が発注業務から請求書の確認、支払いの指示などを行っていますが、受注棟数が12棟を超えた頃から目に見えて発注・請求確認の業務負荷が高くなりました。休日出勤も増え、どうにかして正確さを維持したまま業務の効率化ができないものかと思案していました。
そんな時、2020年2月から施工管理を使っていたANDPADのオンライン受発注機能の存在を知り、現場監督の発注・請求確認業務の負荷を削減するために導入を決めました。

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──もともとANDPAD施工管理を導入したきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

他のアプリを使って協力会社とのコミュニケーションや施工図面などの共有を行っていたのですが、使い勝手などに不満がありANDPADへ移行しました。ANDPADについては、システムの改善や機能追加などの対応スピードが速く、導入後のフォローも充実しているという印象がありました。

ANDPAD施工管理を導入したことで、協力会社とのやり取りを見える化できるようになり、「言った言わない」のトラブルが減りました。また、設計変更などが生じた場合、最新の図面を必ずANDPADに保存するというルールを徹底することで、「協力会社が古い図面で施工し、手戻りや追加工事などが発生してしまう」といった事態を防止できるようになり、施工ミスややり直し工事を減らすこともできました。

──ANDPAD受発注を導入後の状況はいかがでしょうか。

受発注機能の導入により、業務改善と原価管理の両方によい影響がありました。

業務改善の話で言うと、例えば1件の発注書を作成して、送付するまでの作業に15分くらいかかっていたものが、ANDPAD受発注を使うと3分~5分で終わります。最大で5分の1にまで減っているので、この削減効果を積み重ねていくと、かなりの業務負荷の削減につながるだろうと実感しています。

機能導入前は、社員の業務終了時間が夜9時を超えることも多かったのですが、今では早い時は6時台に業務が終わることもあります。社員もそれぞれ家族を抱えているので、早く帰宅してプライベートの時間が持て、働き方改革につながることは経営者としてもありがたいですね。

また、協力会社との受発注業務がシステム化されたことで、口頭発注がなくなりました。発注と請求の金額が異なる事による「言った言わない」といったトラブルがなくなったことで原価管理の正確さと関係者の満足度どちらも向上したと感じています。

今では協力会社の約8割がANDPAD受発注を使用しており、かなり定着してきています。

実行予算と実際の利益率の差異については、ウッドショックの影響などで一時的に差が大きくなりましたが、ANDPAD受発注を導入した効果もあり、再び1%前後におさまっています。ANDPAD上で実行予算と請求額の差額が大きくなると、アラートが示される機能を活用し、原価管理をしやすくなりました。

ANDPADを活用し、業務負荷の削減はもちろん、徹底した原価管理と法令対応も推進

──ANDPAD受発注を運用する上で業務フローも見直した点もあるそうですね。

はい。アンドパッドの担当者にアドバイスをもらって、請求書を発行してもらう前に検収業務を行う段取りにしました。請求書発行後に内容を確認し、処理済みになった後の修正が発生すると、いわゆる赤伝票を発行しなくてはいけません。この手間を解消するために、必ず検収を行うようにした結果、請求書の出し直しは無くなりました。

──電子帳簿保存法や建築業法などの法令に従った業務を適切に行っているという印象もあります。

その点についても、ANDPADのシステムと担当者が丁寧に業務の段取りを整理してくれたので、信頼しておまかせしています。先ほども言いましたが、ANDPADはシステム改善などのスピードが速く、法令対応も安心しておまかせできると感じています。

──2023年10月からはインボイス制度もはじまりますね。

ANDPADのチャット機能などを活用しながら、協力会社には適格請求書発行事業者の登録を促している状況です。
また、業者会に税理士の方を呼んで、話をしてもらうことも企画しています。
こうした取り組みを通じてインボイス制度について理解してもらいながら、協力会社には、登録をお願いしていくつもりです。
インボイス制度対応についても、引き続きANDPADのシステムを信頼しおまかせしていきたいです。

──最後に今後の事業方針などのお考えをお聞かせください。

15歳の頃からこの道でやってきましたが、ビジネスを拡大するというよりはモノづくりをしていきたいです。お客さまの要望に沿って、ご満足いただける家づくりを行っていくというのがこの仕事の基本だと考えています。そこにはこれからもこだわっていきたいです。そのためにも、間接業務の効率化は重要だと考えています。

一方で、従業員が働きやすい環境を作るための業務効率化については、ANDPADに情報を一本化した方が手間を増やさずにメリットが大きいと考えています。業務のルールと段取りを明確にし、それを実践するための仕組みをANDPADも活用しながら構築していくつもりです。

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