2022.11.10

BIPROGYグループ、中小工務店の加盟組織を本格始動

中小工務店の課題解決をサポート

BIPROGYグループは、中小工務店を主な加盟主体とする「キイノクス ビルダーズネットワーク」(KBN)を岐阜県で本格始動した。業務のDX化を推進することで木材流通プラットフォームの形成などを図り、中小工務店の課題解決を目指す。

2021年10月に改正・施行された「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」や、政府の掲げる2050年カーボンニュートラルなどを強い追い風に、国産木材を積極的に利用する動きが加速している。

しかし、国産木材を利用するにあたってはその生産・流通面で様々な課題がある。例えば、正確な情報が川上側に伝わらないために、木材生産者が需要に合わせた正確な伐採・生産ができないことで安定的な出荷を阻害していることや、人材不足や高齢化、さらには流通過程の複雑化による高コスト化が挙げられる。

キイノクスハウスの設計モデルの一例(一級建築士事務所 感共ラボの森 森健一郎設計士「ワタリドリ」(仮称))

これらの要因により、日本の森林面積のおよそ4割を占める伐採適齢期を迎えた人工林の利用が思うように進んでいない現状がある。

キイノクス ビルダーズ ネットワーク」(KBN)は、こうした課題を解決するために発足した「キイノクス プロジェクト」の一環として組織されたもので、2022年9月から全国に先駆け岐阜県で本格始動した。


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