[ミサワホーム]進化続ける生活持続のガイドライン

M‐LCPは災害別対策に加え在宅避難の充実、さらにはまちづくりへ

「MISAWA‐LCP」は、災害前の備えから災害後に持続して暮らし続けることができる住まいづくりについてのガイドライン。その〝生活持続性能〟は常に進化し、強化が図られている。

ミサワホームは2015年の東日本大震災をきっかけに、トータル的に生活の持続を考えるガイドライン「MISAWA‐LCP」(M‐LCP)を策定した。

「LCP」とは一般的な「ライフ・コンティニティ・プラン」ではなく「ライフ・コンティニティ・パフォーマンス」と位置付ける。住宅のプランや間取りといった狭い意味にとらえられることを避けるために「パフォーマンス」、つまり「生活持続性能」と表現したところにミサワホームのこだわりがある。

発災時の守り」として止水版の設置などを提案

M‐LCPは、地震だけでなく水害、台風、火災などあらゆる災害に対して対応する。具体的には「発災前の備え」、「発災時の守り」、「災害後の支え」という3つのフェーズで分類し、さまざまなコンテンツを用意する。例えば、「備え」は食料などの備蓄について「蔵」や「ローリングストック収納」といった収納、「多方向避難設計」などの提案だ。「守り」では強い構造躯体はもちろん、二次災害を防ぐ「転倒防止造作家具」、「浸水対応」など。「支える」は「太陽光発電+蓄電池+非常時回路」による停電時対応や、「飲料水貯留システム」などを提案している。

災害の激甚化など踏まえ逐次見直し、強化を図る

M‐LCPは、ミサワホームの災害時・災害後に生活が持続できる住まいについての基本的な考え方を整理したもの。災害の激甚化、多発化なども踏まえ、逐次、その内容を見直し、強化を図ってきている。

例えば、近年、水害が多発し対策が求められていることから、昨年、水害対策について大きな改訂を行った。(一社)住宅生産団体連合会が昨年7月に「住宅における浸水対策の設計の手引き」をまとめたこともあり、それらも踏まえて考え方を整理し、見直しを行ったものである。具体的には、それまで4段階で区分していた浸水レベルを、床下浸水から2階の床上まで高さによって5段階に変更した。床下浸水や窓下くらいの床上浸水であれば生活が継続できるような備えを施す、また、一階天井付近から2階床上といったレベルであれば災害後の復旧を最大限配慮して住宅をつくる、といった具合である。

災害別の切り口に加え居住者目線の在宅避難の視点も


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