いかなる状況でも暗闇を生まないシーリングライトで安心を創造
照明から住まいの防災を考える
照明から家庭の防災性能の向上に取り組むホタルクス。
同社は非常時でも暗闇を生まないための商品開発などを進めており、照明から安全・安心な暮らしを実現しようとしている。
ホタルクスは、1995年の阪神淡路大震災の発生を受けて、同年に直管残光蛍光ランプの「ホタルック」を発売した。滋賀県に工場を持つ関係上、通勤社員やその家族が被災した経験から、照明で人々の役に立てないかという想いのもと開発に至った。ホタルックは蛍光体に残光塗料を重ね塗りすることで照明を消してもしばらくの間ほのかに周りを照らし、生活に安全・安心の付加価値を提供している。「単純に光らせるだけでなく、少ないあかりで視認性を確保する必要があったため、どのように残光させるかに苦労した」(同社)という。発売1年後には一般家庭向けに、環形蛍光ランプの「ホタルック」を発売、その後2004年には電球型を発売するなど力を注いできた。
そして、2011年に発生した東日本大震災を契機にLED化の動きが加速。同社らしさを追求するために、2013年には家庭用LEDシーリングにも「ホタルック機能」を搭載した。「ホタルック」のブルーグリーンのほのかなあかりが普段の消灯時でも足元を照らす。非常時だけでなく、日常使いでも安心感を与えてくれる点がポイントである。
阪神・淡路大震災をきっかけとして日常の暮らしだけでなく、非常時の不安を軽減し、平常時と変わらない安心を届けようというホタルクス。そのモノづくりに込めた想いが、家庭のさらなる防災性能の向上へとつながりそうだ。
停電を自動検知、非常点灯
非常時でも最大20時間のあかりを確保
同社は安全・安心のあかりを提供する防災用LEDシーリング「HotaluX AID(ホタルクス エイド)」の販売を昨年12月から開始した。商品のコンセプトは「いかなる状況でも真っ暗な状態を回避すること」。
停電の発生を停電検知装置(付属品)が検知して信号を発信、その信号をシーリング内の受信機が受け取り、蓄電池からの給電に切り替えることで非常点灯を行う。ピンポイントを照らすライトとは異なり、部屋全体を照らすことが可能なため、暗闇下での移動時の足元確認や子供などの状況確認が素早く行える。
非常点灯時の明るさは150、300、500ルーメンの三段階での切替が可能で、最大点灯時間は20時間(150ルーメン時)を確保。
オンオフ操作も可能なため、日中や就寝時などあかりを必要としない時には消灯することで、バッテリー消費が節約でき、2~3日の停電でもあかりのある生活ができる。
平常時にはリモコン操作により調色調光225パターンを利用でき、生活シーンに合わせたあかりの選択も可能だ。気に入ったあかりはお好みメモリー機能に保存が可能で、いつでも簡単に点灯できる。
非常時だけでなく、日常使いでも快適に使用できる点がポイントである。
株式会社ホタルクス
0120-52-3205
www.hotalux.com
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