ハウスメーカーはグローバル企業に

会見で、旭化成ホームズの川畑文俊社長(中央)は「海外事業には大きな手ごたえを感じている」と述べた

海外事業で成長軌道に乗る大手ハウスメーカーが増えている。2021年度の決算は、売上高、営業利益共に過去最高を更新、増収増益となる企業が目立った。何よりも目立つのは、大幅に躍進する海外事業だ。業績好調をけん引し、新たな収益の柱として存在感を増している。

大和ハウス工業は、米国において、経済が好調な東部・南部・西部を結ぶ「スマイルゾーン」で戸建住宅事業を展開。建築の工業化ノウハウを海外へ技術移転し、工場生産による工期短縮を実現。現地3グループのシナジー創出によるサプライチェーンの再構築などの戦略を進め、期初計画を上回る業績を達成した。

積水ハウスは、米国において、南西部に拠点を置くWoodside Homes社の住宅販売事業が、引き続き好調に推移。北西部に拠点を置くHolt社のM&Aに成功し、4000戸が見えてきた。現在、南部のビルダーとM&Aの折衝を重ねており、2025年に海外全体で1万戸の住宅供給を目指す。今後は、従来の2×4工法に加えて、木造住宅シャーウッドの全米展開も検討する。


この記事はプレミアム会員限定記事です。
プレミアム会員になると続きをお読みいただけます。

新規会員登録

(無料会員登録後にプレミアム会員へのアップグレードが可能になります)

アカウントをお持ちの方

ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。