ライフスタイルの多様化に対応 シェア、サブスクとも好相性

多様化するライフスタイルに合わせ、賃貸住宅を高付加価値化する動きも目立つ。

三井不動産レジデンシャルは、単身世帯が抱える課題である「食事」と「テレワーク」に焦点を当て、商品を企画。賃貸マンション「パークアクシス錦糸町スタイルズ」(東京都墨田区)を竣工した。単身世帯の生活スタイルに合わせ、家事機能を共用部に集めた新しい形の賃貸住宅だ。

三井不動産レジデンシャルの賃貸マンション「パークアクシス錦糸町スタイルズ」。1階共有部にはシェアキッチンやワークスペースなども完備

鉄筋コンクリート造・地上7階建、96室、錦糸町駅から徒歩10分の場所に位置し、利便性を重視する単身会社員を意識して作られており、キッチンやランドリーなど、入居者によって使い方や利用頻度が変わるものを120㎡ある共用部に集約。掃除機などの備品や自転車なども共有のものをレンタルできるようにし、専有部は最低限の機能と広さとしている。さらに、家具のサブスクリプションを導入したほか、水道光熱費は月額8000円の定額制で、申し込み、解約の手続きが不要なため身軽に入退去ができる。「若い一人暮らし社会人の生活スタイルを想定し、新しい賃貸住宅のあり方を提供した」(賃貸住宅事業部事業グループ・神谷正樹室長)。


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