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「かん助」×「現場見守る君」で付加価値を創出

"現場の見える化"で施工品質向上を支援

穴吹カレッジサービス(大平康喜代表取締役)と吉田東光(吉田顯代表取締役)が連携、施工品質管理システム「かん助」とネットワークカメラ「現場見守る君」のセット提案を進めている。
現場の施工品質確保が大きなテーマとなるなか、新たなアプローチが進む。
穴吹カレッジサービスの尾本昭宣・ソフト開発事業部営業部部長と、吉田東光の小野佑一・市場開発室課長に狙いやメリット等について聞いた。


──両社の連携のきっかけ、狙いは何ですか。

尾本 施工現場で使われているさまざまなツールは、現場監督の采配で現場ごとに決めるケースが多いのですが、本社などでは全体を統制したいというニーズが強まっています。連携は「今使っているシステムに入れば同じようにカメラが使える環境を整備してほしい」とのお客様からの声がきっかけです。

つまり、一つのツールを提供するのではなく、一貫して提供するということが今回の連携の一番のポイントになります。

ハードの面では、色々と試行錯誤しました。「かん助」はクラウド上で動くシステムで、そこにネットワークカメラを接続するところで機器の選定、設定の仕方などについて吉田東光さんにご協力いただきました。

──具体的なお客様への提案、契約は両社でどのように行っているのですか。

尾本 契約は基本的に吉田東光さんが主導で、「現場見守る君」に「かん助」との連携という付加価値をつけてレンタルします。もちろん私たちも商談時に「吉田東光さんとコラボしていますからカメラも導入できますよ」と提案をしています。

小野 「施工管理アプリもセットで使えますよ」とご提案しています。値段は、カメラと「かん助」のセットで、月1万7000円で利用することができます。初期設定費は無料です。

現場への設置、配送、回収(有償)まですべて当社が行います(設置、回収は一都三県と北関東が対象)ので、現場の方はカメラの登録だけ。手配はすべて本社からの情報に基づいて行いますから、現場は手間がかかりません。導入したその日から「かん助」につなぐだけで「現場見守る君」の映像を見ることができます。

「かん助」は物件管理、工程管理、予定監理、チェックシートなど、さまざまな機能を持つ
「現場見守る君」はネット工事が不要で、電源につなげるだけですぐに使えることが大きな魅力

──連携により現場にはどのようなメリットがありますか。

尾本 「かん助」は、現場ごとに実際にどのように動いているかがわかるようになっていますが、システムにログインしていただくと、オプション化されたカメラが設置された現場はいつでもリアルタイムに状況を見ることができます。特に危険作業時に第三者が確認、チェックする環境を提供することが可能になります。

小野 これまでカメラの設置は防犯と、大雑把な現場の状況を見ることが主な目的でしたが、施工管理アプリ+現場カメラによってプラスαが生まれることが大きなメリットです。例えば、管理者が現場の進捗状況などを一目瞭然に把握することができるようになります。

──セットの導入の手応え、また、課題は何ですか。

尾本 興味を持っていただき問合せ件数は増えていますが、急速に導入が広がっているというわけではありません。先にお話した通り、これまでツールは現場単位で導入されるケースが多い、つまり同じゼネコンでも現場によって使うシステムが違うということです。こうしたことから、現場サイドが全社統一で入れることに慣れていないようです。興味を持つ本社サイドのご担当と話しても「今、ちょっと足並みが揃わない」と現場の様子を見ながら導入を考えるということも少なくありません。

小野 中には現場の状況を管理者が机上で見ることに強いアレルギーを持つ方もいます。ですからこれまでのような現場ごとではなく、本社レベルなどへのご提案が重要になってくると思っています。

尾本 今後、こうしたシステムを入れていかなければいけないと考える方が増えています。例えば、ハウスメーカーで品質担保の狙いから施工管理をこれまで以上に重要視しています。現場の見える化を進めたいのです。協力業者の数が減り、最大限効率化して現場を回すことも求められています。そうすると「かん助+現場見守る君」のようなシステムの導入が非常に重要となります。

施工品質の確保を重要視する一方、現場が理想に追いつかないという状況なのではないでしょうか。

──これからの展開を教えてください。

小野 他社のアプリをみると、カメラで映像を見ることができるサービスはまだないようです。これは非常に大きな差別化だと思っています。カメラ単体でみると、ハード面で他社と差別化を図ることが難しくなっています。「かん助」が使えることを大きな付加価値としてアピールしていきたいと思っています。

尾本 実は、展示会で両社が隣り合うブースで出店する計画があったのですが、コロナ禍で実現しませんでした。今後、そうした機会を増やしたいと思っています。

また、吉田東光さんはネットワーク系が強いので、将来的にウェアラブルカメラのサービスが行えるようになると、人が行かなくても現場の状況がわかるようになります。そうした発展性に期待しています。


施工品質向上を目指す現場管理を支援
「かん助」

施工品質管理システム「かん助」は、現場を幅広く持つユーザーに対して、本社、各営業所、現場、それぞれをつなぎ、全体的に品質を担保するクラウドサービスだ。

協力業者、現場監督、工事監理者、検査員、バックヤードの事務担当など、それぞれの役割を管理できる仕組みを構築。施工管理上必要となるさまざまなツールを盛り込んだ施工管理に特化したグループウエア的なシステムを提供している。
検査の回数、その時の承認ルートなど、ユーザーの細かなニーズをヒアリング、運用面もあわせて導入していることが大きな特徴となっている。

導入企業は、ハウスビルダー、設備工事、中小の建設会社、マンション改修など幅広く、特に複数県で事業展開する企業が多く利用している。

営業部 かん助担当
熊野真寿美氏

穴吹カレッジサービス ソフト開発事業部
営業部部長 尾本昭宣氏

(株)穴吹カレッジサービス 営業部 かん助担当 087-822-3700

簡単・手軽に現場をチェック
「現場見守る君」

ネットワークカメラ「現場見守る君」は、SIMを搭載することでネット工事が不要、単管・ポールに簡単に取り付けられ、電源をつなげるだけですぐに使える手軽さが大きな特徴のネットワークカメラである。広範囲な映像をスマホやタブレットなどでライブ映像をみることができる。赤外線暗視機能で夜間の撮影も可能で、録画機能だけでなく最大7日間、720枚/日の静止画をサーバに保存し、後にダウンロードすることができる。

ユーザーはゼネコンやハウスメーカー、ビルダー・工務店などが中心で、ほとんどが建築現場で使われている。導入の目的は、工事業者や資材の出入りの確認、職人の入退場の時間の確認、現場の状況把握、安全面のチェックなどが代表的で、特に遠隔地の現場ではその効果は大きい。また、迷惑行為の抑止にもつながっているという。

市場開発室 広報
古内美里氏

吉田東光 市場開発室 課長
小野佑一氏

(株)吉田東光 市場開発室 048-714-0403

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ハウジング・トリビューンVol.631(2021年22号)

特集:

2030年住宅への設置率6割は可能か
初期費用、条件不利地域へのソリューション

国は2030年に住宅での太陽光発電の設置率6割を目標とする考えを示した。
現状の設置率は1~2割とみられ、非常に高い目標と言える。
100万円以上を必要とする「高額な初期費用」や、十分な発電効率を得るのが難しい「条件不利地域」といった課題があるなか、住宅事業者は設置率6割に向けてどのように取り組んでいけば良いのか──。
住宅太陽光発電マーケットの最前線を追う。

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