【新しい住宅建築方式2】ウッドステーション [大型パネル]
未来を開く切り札となるか? 新しい住宅建築方式
大工の役割をデジタルに変換
大型パネルで現場のムリ・ムダを解消

2018年4月に起業したウッドステーションは、在来木造住宅の高度工業化を支援する大型パネル事業を展開する。大工が現場で担ってきた役割をデジタル情報に変換し、大型パネルを工場で製造。現場のムリ、ムダを解消し、職人依存からの脱却を促す。
同社は、大型パネルの受託加工事業を展開する。住宅会社、工務店から指示された設計・仕様通りに、構造材、サッシ、断熱材、金物などを組み合わせた大型パネルを工場で製造。大型パネルを現場に輸送し、クレーンで吊り上げ、パネルに書かれた番号通りに設置することで、1日で上棟が完了する。
大型パネル開発の背景には、大工・職人の不足の解消に向け手を打たなければ、住宅産業、特に新設住宅の約7割のシェアを占める在来木造住宅の生産が立ち行かなくなるという危機感があった。
同社の塩地博文社長は、「きつい労働により若年層の大工の担い手が減少し、大工の高齢化により重量物の運搬や高所作業が負担になっている。大工の仕事は、坪請け、あるいは人工といった言葉に吸収されて、これまで明瞭にされてこなかった。大工に押し付けてきたムリ、ムダを明瞭化し、過度の負担を解消していかなければ、住宅生産の担い手不足は解消されない」と話す。
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