東京23区で初の転出超過
移住が増加傾向 20代の関心高く
総務省は、住民基本台帳人口移動報告を公表した。東京都23区では2021年、現在の集計方法となった2014年以降初めての転出超過(1万4828人)となった。コロナ禍で、テレワークが普及し、人口過密の都心を離れ、郊外、地方に移住する動きが鮮明となっている。
住民基本台帳人口移動報告によると、東京都の転入超過は、2014〜2019年に年間7万〜8万人台で推移してきたが、コロナが拡大した2020年に3万1125人に落ち込み、さらに2021年は、前年に比べて2万5692人減り5433人となり、外国人も対象に含める集計方法になった14年の調査開始以降最少となった。2年連続で過去最少を更新した。1月及び2月は転出超過となり、3月及び4月は転入超過に転じたものの、5月以降、8か月連続の転出超過となった。
また、東京23区では、2014〜2019年に年間5万〜7万人台の転入超過で推移してきたが、コロナが拡大した2020年に転入超過は1万3034人にまで激減。2021年は、転出者(38万2人)が転入者(36万5174人)を上回り、初めて1万4829人の転出超過に転じた。
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