住宅資材の価格高騰、不足が深刻化
ユニットバスルームで最大4割増
建材・設備などメーカー各社は製品価格の値上げ、納期遅れなどを相次ぎ発表している。ウッドショックによる木材の価格高騰、不足に続き、原料不足、物流費の高騰などの影響が広がり始めている。
2021年度に入り、経済が回復したのを機にアメリカや中国が積極的に経済活動を始め、各種原材料の利用が増えてきたが、これまで様々なところで材料の調達や製造をストップしていたため、原材料の調達・生産が間に合わない状況が発生。加えて、コンテナの不足、人不足により物流費の高騰や配送できない状況が発生したことなどが重なり、各種資材価格が高騰、商品が不足する傾向が続いている。
LIXILは、一部の住宅用建材のメーカー希望小売価格を、2022年4月1日から改定すると発表した。住宅サッシで10〜12%程度、窓回り商品で8〜15%程度、玄関ドアで8〜12%程度、ウォールエクステリア、ガーデンエクステリアで10%程度、インテリア床材で+1000円程度、インテリア造作材で7%程度、値上げする。
YKK APは、2022年1月から、住宅用商品で約10〜12%、4月1日から、エクステリア商品で約8%、金属外装材で約15%の価格改定を実施する。
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