国産材利用のエコ性を確保する「環境にやさしい木材」を求めよう
利用期を迎える国産材を活用して林業の成長産業化に導くにはどのような取り組みが求められているのか。
林材ライターの赤堀楠雄氏が地域で芽生える国産材活用の事例をルポする。

再造林されない山の木は使いたくない
親しくしている建築家から最近、「再造林されていない山の木は使いたくない。再造林が確保される仕組みはないのか」と問いかけられた。
数年前から国が皆伐再造林を推進していることを受け、九州をはじめとする西日本で皆伐による木材生産が盛んに行われるようになっている。ところが、長期にわたって木材価格が低迷してきたために多くの森林所有者が経営意欲を失っていて、伐採跡地に再び植林しようという気持ちを持てなくなっている。経費的にも厳しく、皆伐で利益を得ても、植林とその後の下刈りなどの手入れにかかる費用で相殺され、下手をすると赤字になりかねない。補助金も使えるが、収支が厳しいことに変わりはない。
この記事はプレミアム会員限定記事です
プレミアム会員になると続きをお読みいただけます。
料金・詳細はこちら
新規会員登録
無料会員登録後にプレミアム会員へのアップグレードが可能になります
アカウントをお持ちの方
ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。
住まいの最新ニュース
リンク先は各社のサイトです。内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
イベント
内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
インテグラル 「中大規模木造建築物の構造デザインセミナー」を開催
2025.08.14
-
木耐協、「気候変動による水害&お金と家と相続のこと」オンラインセミナーを開催
2025.08.08
-
CLUE ドローンを活用した点検DXの成功事例セミナーを開催
2025.08.05