外出自粛で住まいの“屋外”に注目 「快適」や「楽しむ」がキーワードに
⑤ソトを取り込む新たな暮らし方
コロナ禍からおよそ1年半。4度目の緊急事態宣言と、まん延防止等重点措置が断続的に行われるなど行動制限が今なお続く。
在宅時間が増える中、家で過ごす時間を豊かにしたいというニーズが高まり、庭など外部空間の活用提案が広がっている。
コロナ禍で、家にいる時間が増えた人は多い。インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査やコンサルティングサービスを提供するヴァリューズ(東京都港区)が昨年9月に国内の20歳以上の男女約1万人を対象に実施した調査によると、新型コロナウイルス感染拡大後に在宅時間が増えた人は7割に上った。「リモートワーク推奨や2020年4月に発令された緊急事態宣言による外出自粛などの影響」(同社)があることは言うまでもない。
コロナ禍から1年以上が経過した今でも、在宅中心の生活は変わっていない。
ビデオリサーチ(東京都千代田区)が今年5月に実施した調査「withコロナで増えた時間」でも「在宅時間(60%)」が最も高くなっている。「初めての緊急事態宣言となった昨年5月に比べ19ポイント減少しており、在宅中心の生活が”ふだん”になりつつある様子がうかがえる」(同社)とみる。
コロナ感染症拡大前よりも、
生活を重視する人は着実に増えている
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