Log build、施工管理ロボット、VR施工管理システムを本格展開
テクノロジーで現場監督の移動時間をゼロにする
Log buildはリモートで施工現場を管理するロボットと、日本初のVR施工管理システムの本格販売を開始した。DXにより「現場に行かない効率的な管理」を実現する。
Log build(ログビルド、中堀健一代表取締役、神奈川県藤沢市)が「log build ローンチイベント 建築の未来」を開催、リモート施工管理ロボット「Log Kun(ログくん)」、国内初のVR施工管理システム「Log Walk(ログウォーク)」の本格販売を開始すると発表した。
「ログくん」は、360°カメラとマイクがついたロボットで、アプリを使って現場監督のPC、スマホといったデバイスからラジコンのように簡単に操作できる。現場の状況を映像や写真で写すだけでなく、マイクとスピーカーで職人とコミュニケーションができる。また、写真に書き込みをして現場への指示出しやチャットも可能だ。つまり、無人の時にも現場をチェックでき、自分のアバターとして職人と意志疎通することが可能になるわけだ。
一方、「ログウォーク」は、設計担当者や現場監督がスマホなどからクラウド上のVR空間で現場の状況を共有できる日本初のソフトウエア。ログくんや、現場の職人などによる360°カメラによりVR画像を生成し、オフィスからタブレットなどで現場の状況を見ることができる。例えば、指定と違う箇所について画面上で指示したり、コメントをすると職人のスマホに連絡がいく。また、現場からの問い合わせなども可能で、現場に行かなくてもコミュニケーションを深めることができる。さらに、現在開発中なのが寸法と進捗状況を自動で測り、表示する機能。現場監督は絶えず現場でスケールを当てているが、これを画像解析で行う。また、現場監督の重要な仕事である進捗管理を、壁〇〇%、天井〇〇%と割り出すものだ。現場監督不足のなか、現場での仕事を合理化することが可能になるもので、ここ1~2年の内の実現を目指しす。
2025年までに
建設業者の10%の採用を
「現場監督の業務量は非常に多いが、8時間のうち3.5時間は移動に費やしている。この非生産的な時間を、テクノロジーを入れることでゼロにする」(中堀代表取締役)と、ログくん、ログウォークの目的は現場監督の負担を減らすことにある。オフィスにいながら進捗状況を確認でき、指示が出せ、職人たちともコミュニケーションが取れることで、「現場に行かない効率的な管理」により業務を効率化、その分をクリエイティブな仕事に回すことができる。
人手不足などを背景に、特に中小の工務店では「ログくん」の人気が高く、扱う物件数が多いハウスメーカーなどでは「ログウォーク」の導入意欲が高いという。「ログくん」は、2021年3月から先行申込者向けにサービス利用を展開、40社、120台に納入してきたが、この7月1日から本格的に販売を開始、利用はサブスクリプションで、月額一台5万円。一方、「ログウォーク」の価格は月額平均7~10万円で、7月1日から全国の工務店に向けて展開、2025年までに国内約15万の建設業者の10%のシェアを目指す。
リンク先は各社のサイトです。内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
大和ハウス工業、川崎市と連携し開発した「殿町プロジェクト」が「都市のオアシス」に認定
2024.04.18
-
ヒノキヤグループ、北海道初の住宅展示場 4/27オープン
2024.04.18
-
積水化学工業、小屋裏のある鉄骨三角屋根の家『ドマーニブライト』発売
2024.04.18
-
東京セキスイファミエス、『リノベーションハイムギャラリー ヨコハマくらし館』 4月27日(土)オープン
2024.04.18
-
大建工業、ワイドデザインフロア『トリニティグランデ』を発売
2024.04.18
内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
トルネックス 全館空調をテーマに、坂本名誉教授と松尾氏のトークセッションを開催
2024.04.16
-
住宅保証機構、パラマウント硝子工業、日本住環境 「快適性」「耐久性」をキーワードに断熱・気密を解説
2024.04.11
-
アキレス・パラマウント硝子工業 4月に等級7の家の完成見学会を開催
2024.04.05