〈住宅言論広場Agora〉オンライン住宅展示場の可能性

日本ユニシス 多勢正英 氏/野原ホールディングス 東政宏 氏

住宅産業に関わる様々なテーマを取り上げ、業界内外の一線で活躍するトップランナーや有識者などが、独自の視点で分析、解説、提言する場「Agora」。今回のテーマは「オンライン住宅展示場の可能性」。


未来の暮らしを想像できる場に
さまざまな業種とコラボし入り口を広く

日本ユニシス
MY HOME MARKET事業責任者
多勢正英 氏

2018年3月にバーチャル住宅展示場「MY HOME MARKET」(以下、MHM)をローンチし運営しています。ハウスメーカーのこだわりのコスパに優れた規格住宅を多数ラインアップし、気に入った住宅をスマホで360度VR内覧ができます。「価格」や「間取り」といった条件で、比較検討でき、お気に入りのオプションを選んで価格シミュレーションすることも可能です。

MHMをスタートした背景には、住宅を購入する世代であり、消費をけん引するミレニアル世代向けの新しい住宅購入の形を実現できないかということがありました。ミレニアル世代とは、簡単に言えば、スマホ世代でもあり、共働きの世帯数がどんどん伸びている一方で、スマホの利用時間は増えていることが分かっています。ミレニアル世代向けの住宅購入の新しい形を検討した結果が「ネットでの住まい選び」でした。MHMでは、ただ単にネットで家の内覧ができるようにするだけではなく、VR技術で、生活空間を作り込み、未来の暮らしが想像できるくらいのクオリティを確保し、顧客がいろいろな家を見て回りながら、検討し、考えを深めてもらう場になることを目指しています。


この記事はプレミアム会員限定記事です。
プレミアム会員になると続きをお読みいただけます。

新規会員登録

(無料会員登録後にプレミアム会員へのアップグレードが可能になります)

アカウントをお持ちの方

ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。