空き家や空きスペースを収納スペースに貸し出す フレキシブルな住まい方の実現に一役

モノオクCEO 阿部祐一氏

モノオクCEO 阿部祐一氏

空き家やちょっとした自宅の空きスペースを、収納スペースとして貸し出す──。こんなサービスを展開する「モノオク」。
空きスペースの有効活用を考える人と、収納不足に悩む人とをマッチングするという斬新なサービスだ。
家族構成の変化や、コロナ禍による暮らしの変化など、フレキシブルな住まい方を実現するための一要素として期待される、「モノオク」を提供するモノオクCEOの阿部祐一氏に展望を聞いた。


──「モノオク」とはどんなサービスでしょうか。

「モノオク」は、空き家や使っていない部屋や、押入れ、余った倉庫などをレンタル倉庫・レンタル物置きとして利用することで、従来より安価にモノが保管できる物置きシェアサービスです。

利用方法はとても簡単です。空き家所有者や、家の余ったスペースや使っていないスペースを持っている人が、そのスペースを登録します。一方、収納スペースを探している人は会員登録後、探しているエリアや収納スペースなどをモノオクのWebサイトで検索。気に入った保管場所が見つかれば、収納スペースを提供する人にメッセージを送り、交渉が成立すればすぐに荷物を預けることができます。収納場所を提供する人を「ホスト」、荷物の保管場所を探している人を「ゲスト」と呼んでいます。

──どういう利用者が多いのですか。

まず、ホストで多いのが、例えば「子どもが成人して、巣立ってしまった」などの理由から部屋を持て余している持ち家所有者ですね。戸建住宅もマンションでもあります。例えば家族の荷物置き場になっている部屋があり、「もったいない。何か有効活用できないか」と登録されたホストもいます。その方は5畳のスペースで登録していましたが、空き部屋ですと6畳ぐらいでの登録が目立ちますね。空き家所有者もいますが、物件登録数約6000件のうち、しっかりと数字の把握はしていませんが空き家は1割ぐらいですね。民泊で使う施設もあります。コロナ禍で、インバウンド需要がなくなったことが影響しています。


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