古民家と地域の食、営みをコーディネート

オリジナルメニューを宿ごとに提供

山村、農村、漁村。そこにある古民家と地域に根差す食や営みをうまくコーディネイトし、新たな体験宿泊として打ち出し密かに人気を集めている活動がある。Table a Cloth(テーブル・ア・クロス)の岡田奈穂子代表取締役が2019年に始めたローカル旅と宿泊のマッチング「gochi荘」だ。奈良、京都、滋賀、和歌山など関西圏を中心に国内40軒の農家民泊が登録されている。これらと連携をして新たな農村観光として打ち出した。これがじわじわと着実に広がっている。会社はスタッフ松下裕美さんと2名での運営。

推定220年の茅葺きの古民家がほぼそのままの形で使用されている「農家民宿ほろろん」

「gochi荘」は「ご馳走」に掛けた名前だが、その意味は、地域ならではの美味しい食を体験して食することができる、から来ている。

これまでの農家民泊と異なるのは、岡田さんが現地に行き宿主と話しあい、地域ならではの食の体験を掘り起こし宿泊に独自にマッチングさせオリジナルなメニューを宿ごとに作ってきていることだ。


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