川越市 ワーキングスペース実証実験をスタート
歴史的建造物の利活用で新たな取り組み
川越市が歴史的建造物2棟を使い「歴史的建造物ワーキングスペース実証実験」をスタートした。公共施設としての取得・寄付だけではない保存・活用の可能性を検討する。
川越市には蔵造りをはじめ歴史的建造物が約300件残る。民間所有の歴史的建造物は、補助金交付や公共施設として取得・寄付を受け保存活用を図ってきたが、その継続には限界がある。所有者の高齢化や後継者不足、維持管理の費用負担や相続の問題などを抱える。一方、行政は財政負担や営利活動をするにもノウハウを持っていない。さらに行政が取得する場合、行政財産としての公開施設対応が多く、積極的な再生・利活用が困難だ。
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