point0、個室サテライトオフィスを全国展開
3年で全国100拠点を開設へ
ダイキン工業などが出資するpoint0は、個室サテライトオフィスを全国展開する。コワーキング、シェアオフィス事業者と連携し、3年で100拠点の開設を目指す方針だ。
新型コロナウイルスの感染拡大への対策として、テレワークの普及が進められており、特に首都圏の大企業などでは定着した感がある。一方で、家族の存在が気になったり、通信環境が悪いなどの理由で、自宅が仕事に適した環境でない人も多く、自宅でも会社のオフィスでもない第3のワークプレイスを求める人が増えている。中にはコワーキングスペースやシェアオフィスで仕事をする人もいるが、従来のものはオープンな空間を特長とするものが多く、新型コロナウイルスの感染リスクを避けるため、人数制限を設けるところもある。
こうしたことから、ダイキン工業やパナソニック、TOTOといった住宅設備メーカーなどが出資するpoint0(東京都千代田区・石原隆広代表取締役、以下ポイントゼロ)は、完全個室のサテライトオフィス「point 0 satellite」を全国展開する。完全個室とすることで、新型コロナウイルスの感染リスクを低くするとともに、個人ワークに特化した集中しやすい環境の提供を目指す。
全国の事業会社(コワーキング事業者やシェアオフィス事業者など)とパートナーを組んだ形での展開を図る。具体的には、ポイントゼロは、オフィスのコンセプトや企画の立案、ソリューションの提供を行い、全国の事業会社が運営を行う。
各店舗のブランド名は、事業会社のものとし、例えば「○○○○powered by point 0」といった名称になるように想定している。利用者は、1つのアカウントで全国の店舗を利用できる仕組みとする。
2020年度中に東京に第1号店を開設、2021年度春に大阪にも店舗を開設する予定で、3年で100店舗の展開を目指す。
都市型と郊外型の2つの形態での展開をイメージしており、都市型は比較的広めで個室に加えて執務スペースも用意、郊外型は個室のみで比較的小規模なものとする予定だ。
先進テクノロジーによる空気環境や非接触を付加価値に
「point 0 satellite」では、ポイントゼロへの出資企業による先進テクノロジーを活用したソリューションを付加価値としていく。
例えば、ダイキン工業などが持つ技術を活用し、空気質のモニタリングや気流を循環させる空調などを行うことで、ウイルスに対しても安全・安心な空気環境を提供する。また、非接触で入退室できるソリューションも導入し、ドアノブを触りたくないといったニーズにも応える。このほか、照明や空調、音響などを通じて、集中できる作業環境も提供する考えだ。
リンク先は各社のサイトです。内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
マーベックス・アキレス “断熱等級6”の時代の真の差別化ポイントを解説
2024.11.21
-
YKK AP・パラマウント硝子工業・日本住環境・アキレス 断熱気密の施工をプロが解説
2024.11.21
-
JCA・デコス エバーフィールド・久原氏が石川の木造応急仮設住宅について講演
2024.11.12