エー・ビー・シー開発、オウンドメディア「Onnela」に事業参画
ノウハウ生かし新たな展示・集客のカタチを目指す
エー・ビー・シー開発は朝日放送が展開するオウンドメディア「Onnela」に事業参画、共同運営を行う。総合住宅展示場やハウジング・デザイン・センターの運営で蓄積してきたノウハウを生かし、新たな展示・集客の取り組みを進める。
エー・ビー・シー開発(ABC開発)が、朝日放送テレビ(ABCテレビ)が運営するオウンドメディア「Onnela(オンネラ)」事業に参画、共同運営する。
ABC開発は総合住宅展示場や、住関連総合ショールーム「ハウジング・デザイン・センター(HDC)」の運営を手掛ける。これまでエリアごとに施設を作ってきたが、以前からデジタル上のプラットフォームづくりの意向を持っていた。近年、住宅展示場での成約率が下がる傾向にあるなか、出展する住宅企業からWEB上での仕掛けづくりに対する要望も寄せられていたという。
一方、ABC放送は2018年に、「おうちのなかを、もっとしあわせに」をコンセプトに暮らしがもっと楽しくなるコンテンツ、アイデアを紹介する情報発信プラットフォームとして動画メディア「オンネラ」をスタート、掃除や収納のアイデア、簡単なDIY、料理のレシピなどを主婦向けに発信し、総フォロワーは75万人、月間動画再生回数は4500万回を超えるメディアに育ててきた。
ABC放送はこの「オンネラ」の更なる拡充を図り、家のなかだけでなく家そのもの、住設機器や家具・インテリアまで広げていこうと、グループ企業のABC開発に声をかけた。今年1月のことである。
ABC開発は、オンネラに参画することでエリアにとらわれることなく全国に向けて情報発信ができるようになり、これまで接点を持つことができなかったユーザーに対して情報を届けることができる。これらは、そのまま同社の展示場やショールームに出展していた住宅事業者、住設機器メーカー、家具・インテリア関連の事業者などのメリットとなる。
具体的なプログラムは、現在、検討中だが、ベースとなるのはABC開発が展開するリアルの総合展示場・ショールームのデジタル化だ。WEBならではのイベントを開発し集客を行う。オンネラ上に設置した仮想展示場のような場所にメーカー各社に出店してもらい、ユーザーがそこに流れていくような仕組みがイメージされている。また、新商品などのPRの場としても活用できるような仕組みも考えている。
「コロナ禍で家のなかで過ごす時間が増えるなか、家にいてもある程度の情報が得られるようにしたい。WEBならでは、デジタルならではの情報を提供することができるのではないか」(澤和宏常務)と詳細のプログラムを詰めており、「これまでリアルで見ていただいてきたものをWEBでどのように見せるかの検討を進めている」(澤常務)という。
映像のプロフェッショナルであるABC放送、リアルの場を展開してきたABC開発。「両社のノウハウを融合させ、他ではマネのできないカタチをつくり上げたい」(澤常務)というABC開発の新たな取り組みが注目される。
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