2020.3.6

東南アジア市場強化へ 動き出すパナソニック(1)

住宅設備で400億円の新市場創出へ 工業化・高機能などを輸出

パナソニック ライフソリューションズ社は、東南アジアへの展開を加速させる。その一環として、タイでシステムキッチン・ユニットバスといった住宅設備の販売を開始。日本で培った「工業化」「高機能」などのノウハウを輸出することで競争力を発揮し、住宅設備で新たに400億円の市場創出を目指す。

左から、パナソニック ライフソリューションズ社の山田上席副社長、伊東上席副社長、右近副社長


東南アジアの住宅設備市場に参入
職人不足に対応テックで付加価値

ASEAN5カ国(インドネシア・フィリピン・タイ・ベトナム・マレーシア)では、経済成長を背景に人口は2020年の5・8億人から2030年には6.4億人に達する見込みで、住宅着工数も2021年には日本の5倍にあたる441万戸に増加すると予想されている。今、東南アジアの建築市場の拡大が一層勢いを増している。

東南アジア5ヶ国※人口2030年6.4億人


この記事は会員限定記事です。
無料会員になると続きをお読みいただけます。

アカウントをお持ちの方

ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。