デザインの国デンマークに学ぶ
“ヒュッゲ”な空間のつくり方
デンマーク王国大使館は、「健康を目的とした人間主体のデザイン」の取り組みを推進するデンマーク企業を一堂に集めカンファレンスを開催した。デンマークには居心地の良い時間や空間を表す「HYGGE(ヒュッゲ)」という言葉もあるほどで、デンマーク企業の「人間主体のデザイン(HCD)」の取り組みから、居心地の良い住空間のつくり方のヒントが見えた。
デンマークには、「人間主体のデザイン(HCD)」を取り入れ、市場をリードする企業が数多く存在する。デンマーク王国大使館で開催されたカンファレンスでは、こうしたデンマーク企業が9社集まり、各企業が展開する製品、技術、ソリューションなどを通じてHCDの事例を紹介した。
ピーター タクソ・イェンセン駐日デンマーク王国大使は、「デンマークと日本には多くの共通点があるが、その最たるものがデザインを愛する文化があること。世界的に高齢化が進む中で、デンマーク企業のHCDの取り組みが注目されている。いかにクオリティオブライフを向上させ、ウェルビーイングを可能にするか。そのヒントが得られるのではないか」と述べた。
独自のあかり文化を醸成
ライティングセラピーも普及
デザイン先進国のデンマーク中でも世界的に多くのファンを獲得するのが、家具や照明などのインテリアブランドだ。デンマークには、居心地の良い時間や空間を表す「Hygge(ヒュッゲ)」という言葉があるほどで、いかにその居心地の良い時間や空間をいかに実現するのか。日本においてマスコミなどがデンマークの家具、照明ブランドの特集を組むなど、関心が高まってきているという。
デンマークを代表するインテリア企業の一つが、王室御用達の照明ブランド「LE KLINT(レ・クリント)」。創業者のP.V.イエンセン・クリントは、日本の折り紙から着想を得て、オイルランプのシェードを開発。1943年の創業以来、そのデザインのDNAを守りながら一貫してデンマークの工房で職人の手仕事により、現代の暮らしに寄り添うあかりを生み出し続けている。
リンク先は各社のサイトです。内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
大建工業、引退車両のアルミを再利用した「ルーバー(内装建材)」を共同開発
2024.03.28
-
LIXIL、家庭用水栓の新サービス「Greentap」を新発売
2024.03.28
-
ケイミュー、住友金属鉱山シポレックスの株式取得
2024.03.28
-
三協立山・三協アルミ社、必要な時だけ引き出せるサッシ一体型網戸 「ビルトイン網戸」発売
2024.03.28
-
野原グループ独自調査 現場所長、4月からの残業規制開始も「働き方はかえって厳しくなる」が4割
2024.03.28
内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
硝子繊維協会・ロックウール工業会 高断熱・高気密の新しい住宅工法を紹介する特別ウェビナーを開催
2024.03.04
-
断熱建材協議会 脱炭素社会実現とこれからの住まいづくりを考える特別ウェビナーを開催
2024.03.04
-
マツナガ 「気密の本質」を語るオンラインセミナーを開催
2024.03.01