(一社)環境共生住宅推進協議会 「東京ゼロエミ住宅」版のお勧め建材・設備製品情報を公開
認証取得のための省エネルギーレベルへ対応
(一社)環境共生住宅推進協議会は、東京都が実施する「東京ゼロエミ住宅」に対応したお勧め建材・設備製品情報のホームページでの公開を開始した。
東京都では、「東京ゼロエミ住宅」の普及に向けた取り組みを進めている。都では、住宅の省エネ化などを促進するための取り組みを進めているが、狭小地が多いといった地域特性から、ZEH の基準をクリアし難いといった問題があった。
そこで、都では独自に「東京ゼロエミ住宅」仕様をとりまとめ、家庭部門のエネルギー消費量を削減しようとしている。
「東京ゼロエミ住宅」仕様は、国が定める省エネルギー基準よりも、一次エネルギー消費量で3 割程度を削減できるレベルに設定されている。都の登録認証審査機関の審査を通じて、この省エネルギーレベルをクリアしていると認められた住宅については、独自に制定したマークをカタログなどに使うことができる。加えて、東京都が実施する助成事業の対象になる。
助成の内容は、戸建の新築では1 住戸当たり70万円。集合住宅は同30 万円、単位住戸と共用部分の床面積の合計が2000平方メートル未満のものが対象。
太陽光発電を搭載した住宅については、100 万円を上限として1kW 当たり10 万円を追加助成する。
今年度は4 回に分けて申請を受け付ける予定になっている。
仕様規定に基づき建材と設備の情報を提供
「東京ゼロエミ住宅」では、基準をクリアするための性能規定だけでなく、仕様規定(木造住宅のみ)も設けている。つまり、仕様規定で定められた通りの仕様で住宅を建築することで、面倒なエネルギー計算などを行うことなく、基準をクリアできるようになっているのだ。
(一社)環境共生住宅推進協議会では、この仕様規定をより使いやすくするために、「東京ゼロエミ」版のお勧め建材・設備製品情報をホームページ上で公開している。
同協議会では、国の省エネルギー基準をクリアするお勧め建材ガイド(外皮3 ~6 地域)を既に策定している。これは、省エネルギー基準を満たす断熱材や開口部などの組み合わせを紹介したもの。省エネルギー基準だけでなく、3 つの断熱等性能の水準を実現する組み合わせを具体的な商品名とともに紹介しており、実際の設計にすぐに利用できるものになっている。
「東京ゼロエミ住宅」版の建材・設備製品情報では、先述した東京都が策定した仕様基準に適合する建材の一覧表と設備の商品情報を公開している。
ここで紹介されている建材や設備を採用していくことで、「東京ゼロエミ住宅」の仕様規定をクリアする仕様をより検討しやすくなる。
同協議会では、この情報を広く公開することで、「東京ゼロエミ住宅」の普及促進を支援していきたい考えだ。
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