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2018.11.13

アエラホーム、外張W断熱住宅のノウハウを提供 高気密・高断熱住宅で住宅FC

営業と販売を2本柱に高性能住宅を工務店に普及

アエラホームがこれまで培ってきた高気密・高断熱住宅のノウハウ提供を柱とした住宅FCをスタートさせる。外張W断熱住宅の営業と施工を提供するもので、高性能住宅の全国への普及を進める。

アエラホーム(中島鷹秀社長、東京都千代田区)が、独自の「外張W断熱住宅」の建築ノウハウを活かし、2018年11月からFC事業を開始した。

アエラホームは、外張W断熱による高気密・高断熱住宅「クラージュ」を始めとした高性能住宅に取り組み、(一財)日本地域開発センターによる「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」を5年連続で受賞している。

「外張W断熱」は、外張断熱と壁面の吹付け断熱によるW断熱工法だ。

柱や間柱、屋根垂木の外側から建物全体をアルミ箔面材付き遮熱断熱材「キューワンボード」で包み込む外張り断熱工法は、断熱材の両側に張られたアルミにより遮熱性能を発揮することに加え、断熱材同士をアルミ気密テープでつなぐことで確実に気密を確保することができる。

壁面には発泡ウレタンフォーム「フォームライトSL」を採用し、二重に断熱材を施工することで断熱・気密性能を強化する。平均のUA値は0.53、平均の気密C値は0.47と高い断熱・気密性能を発揮する。

外張W断熱工法を採用し、高い気密性・断熱性を持つアエラホームの「クラージュ」

営業と施工のノウハウが2本柱
顧客管理システムの提供も

アエラホームのFCのポイントは、加盟することで高気密・高断熱住宅に関する営業ノウハウ、技術ノウハウの提供を受けることができること。

営業システムについては、タブレットを活用した営業トークなどをまとめたマニュアルのほか、研修用データなどを提供する。「温熱環境、空気環境は目で見ることができないことから、説得力のある説明が不可欠。アエラホームでも試行を繰り返し、相当苦労した」(中島社長)という経験が詰まったものだという。さらに新たに開発した外張W断熱工法の優位性を体感できる「体感型ショールーム」や「構造説明ブース」など環境面のサポートも行う。

一方、施工面では、手順書を用意し、その通りに施工すれば高気密・高断熱住宅ができるようにした。一定以上の高い断熱性や気密性を実現するためには経験に基づくさまざまなノウハウが必要になる。場合によっては十分な性能を発揮できないだけでなく結露などにつながる恐れもある。こうしたノウハウをFCに加盟することで手に入れることができる。

そのほか、社外CADセンターを利用してプラン提案面での人材不足の解消を図るとともに、自社プランナーによるデザイン効果の高いプランの提供なども行う。さらに、来場から商談のプロセス、契約、引渡し、アフターメンテナンスまでを一元管理できる顧客管理システムも提供する。

全国520エリアで募集3年後に100棟・12億円

同社では全国を550のエリアに区切り、28店・30拠点の直営店がカバーするエリア以外の520エリアでFCを募集する。

現在、直営店のエリア以外からの問い合わせなどには対応できていない状況で、こうした情報もFC店に提供していく。

グローバルネクストと業務提携を結び、同社が開催する加盟店募集セミナーで加盟店開拓を進めていく。11月から東北、関東、東海エリアでセミナーを予定しており、2019年には順次全国に拡大していく予定だ。

3年をめどに100棟、12億円、5年後をめどに520のエリアすべてをカバーし、売上高30億円を計画しており、新たな事業の柱に育てていく考えだ。

工務店と手を組み、外張W断熱の家を広げていきたいと語る中島社長

中島鷹秀社長

今、国や住宅産業界全体が高性能な家づくりを積極化させています。

私は、長く高気密・高断熱住宅に取り組んできました。当初は販売するにも苦労しましたが、現在は外張W断熱の住宅が全体の販売棟数の9割を超えています。40坪の住宅で杉125本を植えるのと同じCO2排出の削減につながります。地球環境に貢献する家づくりが求められているのです。

しかし、アエラホームだけでは限界があります。そこで日本の住宅供給の多くを担っている工務店の方々と手を組み、大量に供給していきたいと考えました。それがFC事業を立ち上げる目的です。

高気密・高断熱住宅をつくり、提供していくことの難しさはよく分かっています。営業経験値だけで売ろうと思っても売れるものではありません。ですからFCでは営業支援と施工支援を2本柱に据えました。これまでアエラホームが培ってきたノウハウを注ぎ込んでいます。その他にもさまざまな支援メニューを用意しています。

これまでの住宅FCはローコスト住宅で数を多く売ることが一つのモデルでした。アエラホームのFCに参画することで、そうしたモデルとは一線を画した差別化商品、新しいブランドを手に入れることができます。アエラホームの高気密・高断熱のシステムを入れることで住宅価格は100万円程度のアップとなりますが、坪当たり単価のアップはそれほど大きくはありません。参加店の営業利益率は40坪の住宅で770万~780万円は見込めます。

今後、全国でセミナーを開催して加盟店を募り、外張W断熱住宅を全国に広げていきたいと考えています。

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特集:

2030年住宅への設置率6割は可能か
初期費用、条件不利地域へのソリューション

国は2030年に住宅での太陽光発電の設置率6割を目標とする考えを示した。
現状の設置率は1~2割とみられ、非常に高い目標と言える。
100万円以上を必要とする「高額な初期費用」や、十分な発電効率を得るのが難しい「条件不利地域」といった課題があるなか、住宅事業者は設置率6割に向けてどのように取り組んでいけば良いのか──。
住宅太陽光発電マーケットの最前線を追う。

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