自分好みに調整できる「リノベ済み」マンション

#06 東京都杉並区

  • 現在はウェブ広告代理店に勤めている小林さん。約40㎡のワンルームを『突っ張りウォールキット』やシェルフで緩やかに仕切って暮らしている

  • 壁の本棚や窓辺のハンガーパイプは購入後に工事を発注して設置

  • 追加工事の素材はもともとの内装を指針にして選んだそうだ

    「いちから設計しなくても、最初から自分好みにデザインされた物件で、さらに自分のこだわりも反映できるなら、それも良いなと」と話す小林さんが購入したのは、コスモスイニシアとtoolboxが企画したリノベーション済みマンション。好きな位置に「壁」を後付けできるサービスが用意されており、住まい方に一番影響する「間取り」を購入者がカスタマイズできる物件だった。小林さんが選択したのは、分譲時のワンルームのままの間取り。「オンオフのゾーンがきっちりわかれていないのがいい。壁がないから使い方の自由度が高いのもいいんですよね」(小林さん)。20代後半で独身の小林さんにとっては、暮らし方を型にはめないワンルームがしっくりきたようだ。間取り同様、「つくり込み過ぎない」内装に仕上げられていたこちらの部屋。小林さんは自身で工事を発注し、壁に本棚を造作、窓際には『アイアンハンガーパイプ』を取り付け、『突っ張りウォールキット』の間仕切りを造り、有孔ボードで収納引き戸を作った。「自分で仕上げるからこそ、家に対する愛着が増すし、家への理解も深まるから、居心地がとても良いし、自分の暮らしを顧みることにもつながりました」と小林さん。“自分好みに調整できる住まい” は、“暮らしへの愛着を育てる住まい” だとも言えそうだ。


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