東京都、空き家活用で新形態 起業家と空き家所有者をマッチング
ミサワホームや東急電鉄などが採択
東京都は空き家を活用して事業を行いたい企業家と、空き家所有者をマッチングする事業者に対する補助を2018年度から新たに開始。今回、採択事業者が決定し、ミサワホームや東京急行電鉄(以下、東急電鉄)などが選ばれた。東京都の新規事業は起業家支援と地域活性化を同時に図る取り組みとして、今後空き家活用の新たな形態として注目を集めそうだ。
東京都は新規事業として、「起業家による空き家活用モデル事業」を開始した。同事業では空き家を活用して事業を行いたい企業家と空き家所有者をマッチングする事業者「コーディネーター」に対し、100万円の補助を行う。
今回、「コーディネーター」の採択事業者が決定、ミサワホーム不動産、東急電鉄、小田急不動産、レオパレス21、エムアンドエムプランニング、タウンキッチン、プレアデスの7者が採択された。
ミサワホーム不動産では新たに起業家専用の相談窓口やフリーダイヤル、問い合わせホームページを開設、事業プランに応じた空き家情報の提供を行っていく。企業家と空き家所有者との空き家の賃貸借契約等のサポートを行うとともに、空き家の所有者に対しては、借り上げや管理受託などを提案し、賃貸管理経営のサポートを行う。また、同社では空き家に関する様々な相談にワンストップで対応する窓口「住まいるりんぐDesk」を設けており、企業家からの相談窓口とも連携していく。
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