2018.5.28

国交省、LCCMの普及に本腰 先導的なプロジェクトに戸当たり125万円補助

ZEHの先を見据え省CO2化を加速

国土交通省はLCCM住宅の普及に本腰を入れて取り組む。業界をリードする先導的な取り組みに対し、最大で戸あたり125万円を支援。ZEHの先を見据え、住宅の省CO2化への取り組みを一層加速させる。

国土交通省はZEHの先を見据え、LCCM住宅の普及に本格的に取り組む。新たに補助金を設定し提案募集を開始した。

LCCMとは、「Life・Cycle・Carbon・Minus(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)」の略。住宅性能はZEHレベルだが、住宅の使用時だけでなく、建設時、解体時まで含めて住宅のライフサイクル全体でCO2収支をマイナスにするという点で、国はZEHの次の段階の環境配慮型住宅として普及を促している。(一財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)で認定を行っており、2018年4月27日現在で55棟が認定済み。

今回新たに開始されるLCCM住宅への補助は2018年度の「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」の中で行われる。同事業は省エネ・省CO2化を図る先導的な技術を導入した住宅・建築物のリーディングプロジェクト「省CO2先導プロジェクト」を支援するもの。

これまで、共同住宅・戸建住宅・非住宅を対象とした「一般部門」と、非住宅を対象とした「中小規模建築物部門」があったが、今回、「LCCM住宅部門」が新設された。


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