パラマウント硝子工業、主力のグラスウール断熱材に上位グレードを追加
より薄い厚みで住宅の高性能化に貢献
パラマウント硝子工業は、主力のグラスウール断熱材「ハウスロンZERO」と「太陽SUNR」に、それぞれ上位グレードを追加した。より薄い厚みで住宅の高性能化に貢献するアイテムとしてより高いレベルの住宅づくりを推進するビルダーなどへの販売を強化していく考えだ。
パラマウント硝子工業は、2016年に販売を開始した高性能グラスウール断熱材「ハウスロンZERO」のラインナップを拡充し、上位グレードを追加した。ハウスロンZEROは、ノンホルムアルデヒド化により一層の安全性の向上を図った上で、ZEHなどにも対応できる高い断熱性能も付与した高性能グラスウール断熱材。2016年に販売を開始し、次世代のスタンダード品として普及拡大を図ってきた。
本州などでは、袋入り断熱材が普及しているが、ZEHなどより高性能な住宅づくりを手がけるビルダーの間では、北海道などで普及している、より高性能な裸のグラスウールを用いて、住宅の高断熱化に取り組むビルダーも現れ始めている。だが、気密シートなどを別張りする手間が増えるため、従来と同じ施工方法で住宅の高性能化を図ることができる、より高性能な袋入りの断熱材を望むビルダーの声が高まっていた。こうした声に応えて用意したのがハウスロンZEROの上位グレードだ。従来品には、熱伝導率0.045[W/(m・K)]、0.038[W/(m・K)]のラインナップがあったが、新たに熱伝導率0.035[W/(m・K)]という優れた断熱性能を発揮する上位グレードを追加した。「従来品でも、十分にZEHなどに対応可能だが、上位グレードを使用することで、余裕を持って高性能化を実現できる。開口部をより大きく確保するなど、設計の自由度の向上にも寄与する」(同社)としている。
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