空き家活用で「農地付き」にメス 国交省が流通促進へ手引き策定
農地取得の特例などに配慮
国土交通省は農を通じた移住や二地域居住を促すため、空き家と農地を一体的に提供する「農地付き空き家」の流通促進に力を入れる。この一環として、「『農地付き空き家』の手引き」を策定した。農地付き空き家については、これまでニーズがありながら、流通にあたっての課題も指摘されていただけに、同手引きが流通を促すきっかけになりそうだ。
国土交通省は農を通じた移住や二地域居住を促すため、空き家と農地を一体的に提供する「農地付き空き家」の流通促進に力を入れていく。
空き家となった実家を首都圏に居住する子どもが売却する際に、実家が農家であれば空き家とともに農地も売却したいというニーズがある。まとまった大きな農地は近隣の農家に売却しやすいが、住居に付随する小さな農地は買い手が付かないというケースが多く、農地付きで空き家を売却したいというニーズは強い。一方、新規就農や二地域居住を目的に、都市居住者の中には農地付き空き家を求める人が増えているため、農地付き空き家を空き家バンクに登録する自治体は増えてきている。
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