2018.4.19

国交省、建設技能者の能力評価方法の確立へ

建設キャリアアップシステムの運用にあわせ技能レベルを4段階で評価

国土交通省は、今秋、運用を開始する「建設キャリアアップシステム」の仕組みを活用する形で、建設技能者の能力評価方法の方針をまとめた。資格や就労年数などで建設技能者の能力を数値化することで、業界統一のルールで建設技能者を評価できる環境を整備。建設業の担い手確保につなげていきたい考えだ。

建設キャリアアップシステム」とは、技能者の保有資格や就業履歴を業界横断・統一のルールで登録・蓄積する仕組み。同システムには、建設技能者の保有する資格などの情報を登録した上で、固有のIDが付されたICカード(キャリアアップカード)を建設技能者が取得し、そのカードを現場に設置されたカードリーダーで読み取ることで、誰が、いつ、どこの現場で、どのような立場で作業に従事したかといった記録が、業界統一のルールに基づいて蓄積できる機能を搭載する。

建設技能者の能力評価のあり方に関する検討会は、2018年3月、中間とりまとめを公表し、技能者のレベル分けなど、評価制度の構築に向けた方向性を示した

資格、経験などを数値化し建設技能者の能力を評価


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