2018.3.8

GAテクノロジーズ AI導入でリノベ向け不動産のデータベースを自動構築

オススメ物件の提案時間も半減

不動産テックのGA technologies(東京都渋谷区・樋口龍代表取締役)はAIを利用し、仲介会社から提供されるリノベーション向け不動産の情報を自動でデータベース化できる仕組みを構築。加えて、データベースから、AIが自動で個人の条件に合わせてオススメ物件を提案してくれるシステムを首都大学東京の高間研究室と共同で開発した。

リノベーションの提案などにITを導入した取り組みを行っている不動産テックのGAテクノロジーズは、仲介会社から提供されるリノベーション向け不動産の情報をAIで自動的にデータベース化できる仕組みを構築した。

従来、仲介会社から提供される不動産情報については、社員がマイソク(物件情報が書かれたチラシ)を一枚一枚確認し、リノベーションに適しそうな物件を保存していた。

だが、今回、GAテクノロジーズは首都大学東京の高間研究室と共同で、PDF化したマイソクから画像認識により物件情報をAIが自動でデータベース化するシステム「テックサプライヤー」を開発。これにより、リノベーションの物件仕入れ業務に掛かる時間を3分の1に圧縮することに成功した。「テックサプライヤー」を試験的に導入してから、社内の仕入れ人員数はそのままで物件の仕入れ数を増やすことに成功し、売り上げを3倍に伸ばしたという。


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