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2018.2.22

タツミプランニング 東京初の営業拠点を三鷹に開設

デザイン力を武器に20~30代層を開拓

横浜を拠点に注文住宅などを手がけるタツミプランニングは、東京初の営業拠点として、三鷹市にショールームなどを併設したスタジオを開設。同社の強みである空間設計力、デザイン力を伝える工夫を随所に施した。20~30代の若年世代の開拓を図り、2019年度期(2018年7月~2019年6月)に三鷹スタジオで180棟の契約獲得、50億円の売上確保を目指す。


タツミプランニング(米山茂代表取締役、神奈川県横浜市)は、東京都三鷹市にオフィスとショールームを兼ね備えた「三鷹スタジオ」をオープンした。

同社は、横浜を拠点として、神奈川県東部・東京都南西部などで、住宅事業、リフォーム・店舗事業などを展開し業績を伸ばしてきた。住宅事業では、注文住宅を販売するほか、建売住宅の設計・施工を請け負う。年間に手がける約500棟の住宅をのうち、4割が注文住宅、6割が建売住宅となっている。

同社では、「魔法びんハウス」と名付けた高気密・高断熱住宅を中心に、高性能住宅づくりを積極的に展開するほか、設計・デザインを担当する精鋭スタッフで構成する「Design Labo」というチームを設け、空間設計力、デザイン力の強化にも取り組んでいる。住宅デザインに関してグッドデザイン賞を2015年、2016年と連続受賞するなど、その空間設計力、デザイン力には定評がある。とくに20代、30代の若年世代から高い支持を得ている。米山社長は、「オーバースペックに陥ることなく、機能性とデザイン性を兼ね備えた住宅をリーズナブルな価格で販売していることが当社の強み」と話す。

そのほか、空間設計力・デザイン力の強みを活かしたフルリノベーションを得意とするリフォーム・店舗事業や、メガソーラーの分譲販売事業なども業績拡大に貢献している。2016年度期(2016年7月~2017年6月)の売上は、前期比約5割増の約170億円となった。

新発想を取り入れたLDK空間。キッチンを壁に対して斜めに配置。キッチンで調理する人と、LDKでくつろぐ人がコミュニケーションを取りやすいように配慮。また、開放感を高める効果も期待できるという

横浜と武蔵野エリアは類似 横浜で培ったノウハウを活かせる

同社が、横浜の本社以外に初めて開設する営業拠点が三鷹スタジオとなる。その狙いについて、米山社長は、横浜と、新拠点を設ける武蔵野エリアの類似性を挙げる。

武蔵野エリアは、地域住民による街づくりが盛んなエリアで、リクルート住まいカンパニーが公表している「2017年版 SUUMO 住みたい街ランキング 関東版」で1位に選ばれた吉祥寺を有している。一方、同社が拠点を構える横浜エリアも住みたい街ランキングで上位にランクインし続けている。米山社長は、「地域のコミュニティが充実し、地域への愛着が深い観点からも環境の類似性を感じている。当社が創業以来、横浜に本社を構える企業として横浜DeNAベイスターズとのスポンサー契約や、神奈川県内の幼稚園・保育園へのオリジナル絵本の寄贈活動を行ってきたのと同様に、新しく営業拠点となる武蔵野エリアにおいても、地域のコミュニティを育む場の提供を通し、地域コミュニティの一翼を担う場として地域に根差した拠点づくりを行っていきたい」と話す。

米山茂社長は「横浜エリアと武蔵野エリアは類似点が多い。武蔵野エリアでも地域に根ざした拠点づくりを行っていきたい」と話す

デザイン力の強みを伝える場に斬新な発想でLDK空間を演出

新設した三鷹スタジオには、ショールームを併設した。同社の強みである空間設計力、デザイン力を伝えるための工夫を随所に施した。

例えば、ショールームのLDKコーナーでは、新発想を取り入れ、LDK空間を演出した。家族だけでなく、友人などを招き、コミュニティスペースとして活用してもらうことを狙い、キッチンを壁に対して斜めに配置。キッチンで調理する人とLDKでくつろぐ人がコミュニケーションを取りやすいように配慮した。また、開放感を高める効果も期待できるという。キッチンの背後に生じるデッドスペースには、パントリーを設置。生活感があふれる見せたくないものを隠して収納できる。LDK全体のインテリアのテイストは、シャビーシックで統一し、くつろいだ雰囲気のインテリア空間にまとめた。同社の生産管理本部 Design Labo部長の三浦将之氏は「空間を設計する上では、こうしなければならないというセオリーを打ち破り、顧客の想像を超えるものを提供することを心がけている。三鷹スタジオで、ワクワクするような間取りを見てもらいたい」と話す。

建材サンプルコーナーにも家づくりを楽しんでもらうための工夫を施した。コンセプトは、「美術館」。タイルや床材などを、アクセサリーを手に取って自由に組みあわせて試すことができる美術館のような空間づくりを目指した。建材サンプルコーナーの横にはカフェ空間も設けた。リラックスした雰囲気のなかで建材選びができる。さらに、5つある商談スペースも、それぞれの部屋ごとにインテリアのテイストを変え、空間づくりのイマジネーションを膨らましてもらうように配慮した。

米山社長は「家づくりの最中は、短時間で決めることが多く、ストレスを感じられる方も多い。遊び心を取り入れた三鷹スタジオで、家づくりの最中も楽しいものであることを伝えていきたい」と話す。

横浜で培ってきた家づくりのノウハウを活かし、20代~30 代の若年世代の開拓を図り、2019年度期(2018年7月~2019年6月)に、三鷹スタジオで180棟の契約獲得、50億円の売上確保を目指す。

美術館がコンセプトの建材サンプルコーナー。アクセサリーを手に取って自由に組みあわせて試すように建材を選べる
建材サンプルコーナーに展示されている、きらびやかな内装建材。キッチンや洗面台などでアクセント使いするニーズが高いという

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特集:

2030年住宅への設置率6割は可能か
初期費用、条件不利地域へのソリューション

国は2030年に住宅での太陽光発電の設置率6割を目標とする考えを示した。
現状の設置率は1~2割とみられ、非常に高い目標と言える。
100万円以上を必要とする「高額な初期費用」や、十分な発電効率を得るのが難しい「条件不利地域」といった課題があるなか、住宅事業者は設置率6割に向けてどのように取り組んでいけば良いのか──。
住宅太陽光発電マーケットの最前線を追う。

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