2017.11.14

積水化学工業 新2×6ユニット工法を採用

ボリュームゾーン攻略住宅を発売

ボリュームゾーン攻略のための新商品として木質系ユニット住宅「グランツーユーⅤ(ファイブ)」を発売した。従来の2×6ユニット工法の強度、精度を高めた「W5工法」を採用。施工の省力化・効率化を図ったコストパフォーマンスに優れる商品。グランツーユーの高性能・高品質はそのままに、コストダウンを図った。

ボリュームゾーン攻略に向けた木質系ユニット住宅「グランツーユーⅤ」。新工法の採用により、コストパフォーマンスに優れる商品だ

木質系ユニット住宅の新商品「グランツーユーⅤ(ファイブ)」を発売した。

「ボリュームゾーン攻略に向けた商品」(住宅カンパニー 住宅営業統括部 住宅商品企画部 ツーユーホームグループ 石渡正倫グループ長)という位置づけだ。

同社によると、住宅市場は縮小傾向にあるものの、1995年と2015年を相対的に比較すると、建替え市場が縮小する一方で、20%弱だった建売市場が約30 %まで拡大し、建替え以外の持家市場も約50%から60%に拡大している。これら建売と建替え以外の持家の顧客の大半を占めるのが一次取得者と考えられるという。

ただ、若年層を中心とする一次取得者の所得は増えておらず、購買力が高まっているわけではない。その一方で、高級化が進む大手ハウスメーカーの住宅は価格が上昇している。

「このままでは一次取得者が大手ハウスメーカーの住宅を購入できなくなってしまう」(同)という。

そこで、住宅購入のボリュームゾーンである一次取得者向け商品として「グランツーユーⅤ」を開発した。戸建住宅のシェアアップを狙う。


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