2017.10.13

野原住環境 高断熱住宅の普及へ 消費者への提案ツールを開発

簡単操作のシミュレーションで温熱環境を見える化

野原住環境は、住宅の温熱環境などを簡単な操作で見える化できるシミュレーションソフトを開発した。省エネ住宅に関する専門知識をもたない営業スタッフなどでも簡単に扱える提案ツールとして活用を促していきたい考え。

野原住環境は、住宅の温熱環境などを簡単な操作で見える化できるシミュレーションソフト「e-cocochi ホームデザイナー」を開発し、10月5日から提供を開始した。

現在、住宅用の省エネ性能のシミュレーションソフトとして様々なものが普及しているが、省エネ住宅に関する専門的な知識が求められるため、扱える人は限られている。そこで、e-cocochi ホームデザイナーでは、誰もが直感的に操作できるものを目指し、独自に開発した「ラクラク入力システム」を搭載した。具体的には、住宅が建つ地域の気象データを自動で呼び出せる機能を持たせた。敷地の大きさや隣棟との距離、隣棟の高さなどを入力することで、周辺建物の影による日射取得への影響を計算できる機能も付与した。

CADを使えない人でも直感的な操作で間取りを入力できる機能を搭載。さらに、居室ごとの室温の変化を色で示す機能を持たせた

年間の光熱費などの削減効果がひと目でわかる表なども作成できる。省エネ性能を高めるためにコストを掛ける意味を施主に伝えやすくなる


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