本格化するのか!? 戸建住宅向け積立金制度
メンテナンス資金の確保を支援し、生涯顧客化を促す
戸建住宅オーナーに向け、 メンテナンス やリフォームのための資金の積立をサポートするサービスの提供が活発化している。住宅保証機構はアフターメンテナンス事業を行う日本リビング保証と共に「まもりすまい ロングサポートシステム」の提供を開始。将来必要な住宅のメンテナンス費用を電子マネーで積立て、確実なメンテナンスの実施を支援する。メンテナンス資金などの積立サポートについてはヤマダ・エスバイエルホームや日本住宅保証検査機構もサービスの提供を始めており、住宅業界で広がりを見せている。
マンションでは管理組合によって長期修繕計画に基き、建物の維持・メンテナンスを行う仕組みがあり、修繕積立金制度でそのための資金も準備するようになっている。一方、戸建て住宅には積立金のような仕組みがないため、住宅のオーナーの間で将来のメンテナンスやリフォームに備えて資金を準備している人は少ないだろう。
そうしたなか、住宅関連事業者の間で、戸建住宅オーナーのメンテナンス資金の積立をサポートするサービスを提供する動きが活発化している。
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