建材 |  2017.6.9

日本制震システム 軽量化、耐候性の向上を図った制震装置を開発 

耐震改修の差別化商品として訴求

日本制震システム(東京都千代田区)は、制震装置のラインナップを拡充し、「MER SYSTEMクロスタイプ」を発売する。
新築分野で豊富な実績のある制震装置の強みを継承しつつ、軽量化、耐候性の向上を図った。
耐震改修市場での差別化商品として活用を促していく。


日本制震システムは、架構内部の柱・梁にビスで取り付ける仕口タイプの制震装置「MERSYSTEMピロウタイプ」を展開している。これは、オイルダンパーを内蔵した自動車のサスペンション技術を応用し、住宅向けの制震装置として製品化したもの。小さな揺れの段階から制震性能を発揮し、建物へのダメージを低減する。

また、オイルダンパーでありながら、あらゆる地震の揺れの速さに対応できるという特性を備えている。一般的にオイルダンパーは、遅い揺れに対して制震性能が発揮されにくい点が弱点と言われている。同商品では、オイルダンパーの内部構造を工夫することで、速い揺れだけでなく、遅い揺れに対しても制震性能を発揮するようにした。

地震の揺れの速さと、建物の固有周期が一致すると、揺れ方が増幅される共振という現象を起こし建物は大きな被害を受けやすくなる。戸建住宅においても耐震性能の差により固有周期は異なるが、MER SYSTEMピロウタイプを設置することで、遅い揺れに対しても制震が効き共振の発生を抑制する。さらに、オイルダンパーを柱や梁に取り付ける連結部材として上下左右に可動する独自のベアリングユニットを搭載することで、多方向からの揺れを効率的に吸収する機能を持たせた。


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