2025.3.11
ミサワホーム、制振装置を耐力壁として使用可能に
壁倍率9倍相当の評価取得
ミサワホームは、木造軸組住宅用の制震装置「MGEO-N」を構造耐力に算入する運用を2025年3月から開始する。
MGEO-Nは、高減衰ゴムを利用することで建物の変形を最大約2分の1に軽減できる木造軸組住宅用の制震パネル。2018年から同社の耐震木造住宅「MJ Wood」に標準搭載されている。
今回、同社はMGEO-Nにおいて(一財)建材試験センターの「短期許容せん断耐力の技術評価」で12.0kN(壁倍率9倍相当)の第三者評価を取得。耐力壁としての性能が認められたことを受け、許容応力度計算による構造確認を行った場合に、MGEO-Nを構造耐力に算入して運用することを発表した。
MGEO-Nを構造耐力に見込むことで、内部壁量を削減することができ、プランニングの自由度が格段に向上する。開放的な空間をより手軽に実現することが可能だ。

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