住宅 |  2017.6.9

積水ハウス、施工現場のゼロエミッション化で新システムを導入

ビッグデータ活用で廃棄物の効率的な収集を実現

施工現場の廃棄物ゼロの取り組みを強化するため、新システムを導入した。「邸情報データベース」と連携することで廃棄物を効率的に収集。
収集した廃棄物の情報管理もICタグからQRコードに変えることで、簡素化を図った。


積水ハウスでは施工現場におけるゼロエミッション化にいち早く取り組み始め、2004年に環境省から建設業界初の広域認定を取得。全国各地に分散している新築施工現場から出た廃棄物を自社の資源循環センター(全国21カ所に設置)に全量回収し、再資源化を図っている。2005年には新築施工現場のゼロエミッションを達成している。

「ゼロエミッションの実現にはマテリアルリサイクル率を高めることが重要になる。そのため、当社では廃棄物を建築現場で27種類、資源循環センターで80種類に分別し、再資源化を図っている」(常務執行役員 石田健一環境推進部長)としている。

例えば、関東工場エリアでは年間約6000棟、月間約500棟の住宅を建設しており、廃棄物量は月間約1590㌧にのぼる。これらの廃棄物を施工現場から収集し、資源循環センターで同社の管理のもと再資源化を図っている。

とくに廃棄物の収集では独自開発の収集システム「ぐるっとメール」により、携帯電話やパソコンの電子メールを利用し、廃棄物の回収依頼や実績報告、集計管理を行ってきた。廃棄物の発生状況が逐一確認でき、計画的な回収が可能なため、全国の事業所で活用してきた。

ただ、「開発当時は画期的だった電子メール利用システムも、最近は不具合が目立つようになってきた」(同)という。メールの遅れによる回収業務の遅延や、工事開始メールの返信忘れにより回収依頼ができないなど、トラブルや人為的ミスが多発するようになってきた。そこで今回、新らたな収集システム「ぐるっとPass」を開発。導入を始めた。

「マテリアルリサイクル率を高めるためには分別数を増やす必要がある」と語る石田常務執行役員
資源循環センターでは廃棄物を80種類に分別し、再資源化を図っている

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