エコワークス、G2グレードの住宅で室温18℃以上を確保できることを確認
27戸の住宅を対象にした調査で明らかに
エコワークス(福岡市博多区、小山貴史社長)は、HEAT20 G2グレードの断熱性能を備えた同社の住宅を対象に入居後の室温と電力商品量などを調査・分析した。その結果、リビングだけでなく、寝室や脱衣室でもWHOが提唱する最低室温18℃以上を確保できることが分かった。
エコワークスは、自社で建築したHEAT20 G2グレード仕様で全館床暖房システムを採用した27戸の住宅について、厳寒期(2019年1月15日~2月15日)の室温などを調査した。
その結果、代表的な在室時間帯の平均室温がリビング20.4℃、寝室19.0℃、脱衣室19.2℃を実現できることを確認。
WHOでは最低室温を18℃以上に保つことを提唱しているほか、ヒートショック防止の観点からも、最低室温をできるだけ高く保ち、なおかつ居室間の温度差を抑制することが求められている。それだけに、G2グレード仕様+全館床暖房システムを採用することで、快適かつ健康的な住環境づくりを実現できると言えそうだ。
なお、同社が採用する全館床暖房システムは、断熱気密を施した床下空間に、出力4.0kWh程度の家庭用中型エアコン一台を設置し、冬期は24時間連続暖房運転を行うもの。全館暖房でありながら約25万円のイニシャルコストで導入できる点も大きな特徴だ。
今回の調査では、この全館床暖房システムにかかる冬期の電気代も調べているが、平均すると月額約7500円で済むことも分かったという。
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