平均建築予算、6年連続過去最高 3100万円超
人気の居住形態は平屋
2025年に総合住宅展示場を訪れた人の平均建築予算が6年連続で過去最高を更新し、3100万円を超えたことが、(一財)住宅生産振興財団と住宅展示場協議会のまとめた「総合住宅展示場来場者アンケート」で明らかになった。これまで予算拡大を牽引してきた若年層の伸びが鈍化する一方で、中年・熟年層の予算が大幅に増大した。
詳しくみると、全年代の平均建築予算は初めて3000万円を超えた前年からさらに99万円上昇し、3127万円となった。年代別の内訳は、34歳以下の若年層が3147万円で前年比13万円の微増にとどまる。一方で、35~49歳の中年層は、前年3004万円から3142万円へと一気に138万円も上昇し、若年層とほぼ同水準。50歳以上の熟年層においても3061万円と前年2878万円から183万円の増加だ。

これまで比較的予算を抑える傾向にあった熟年層がついに3000万円の大台を突破したことで、全年代の予算が3000万円を超え、いずれも過去最高となった。建築費や資材の高騰に加え、ZEHなど高性能な住宅の普及が予算増大の一因になったと考えられる。
なお、建築予算と同様に平均世帯年収も2018年から上昇し続けており、今回907万円と初めて900万円台に達した。年代別では中年層が944万円でトップとなっている。若年層は885万円、熟年層は888万円で差がほとんどない。
住宅購入にあたり、居住形態の意識変化も顕著となった。平屋への居住意向を聞いたところ、「ぜひ住みたい」、「住みたい」の合計は52.9%と半数を超えた。
年代別に見ると、年齢が上がるほど平屋意向は高まり、熟年層では56.8%に達する。最も低い若年層でも49.4%と半数が平屋を希望しており、世代を問わずに支持されていることが分かる。地域別では中国・四国、九州地方で特に平屋意向が高く、72.6%を占めた。
平屋を支持する理由として上位に挙がったメリットは、「階段がなく安心」(73.4%)、「生活動線が単純で移動が楽」(63.6%)といった、日々の暮らしの合理性と安全性に関する項目だ。
一方で、デメリットとしては「広い土地面積が必要」(68.2%)が突出しており、土地確保の難しさに不安を感じる人が多い。また、「家族が多いと手狭」(35.1%)、「2階建に比べて収納スペースが限られる」(33.7%)といった住居の総合的な広さに関する懸念も比較的多かった。
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