ミサワホーム、南極モジュール技術がJAXAの宇宙事業に採択
2028年3月までYKKなどと共同研究
ミサワホームとミサワホーム総合研究所、YKK、カンボウプラスの4社が共同提案しした月面基地構築に関する技術開発が、JAXAの宇宙プロジェクト「Moon to Mars Innovation」に採択された。

採択された研究テーマは「月面基地構築に資するフレキシブルで施工性の高い空間連結技術の開発」。ミサワホームとミサワホーム総合研究所が南極で50年以上にわたり培ってきた建築技術を応用したものだ。
両社は2017年以降、JAXAや国立極地研究所と連携し、「南極移動基地ユニット」を用いた実証実験を行ってきた。これにYKKのスライドファスナーとカンボウプラスの膜材を掛け合わせることで、専門知識を持たない作業者でも容易に建物を連結・拡張できる技術を確立した。

今回の共同研究では、この「空間連結技術」をより過酷な宇宙環境に適応させることを目指す。月面拠点の構築初期においては、小型のモジュールを連結して規模を拡張する手法が有力視されており、4社の空間連結技術がその実現に寄与する要素を持つと評価された。
技術開発の加速に向け、2026年3月までに具体的な研究項目を策定する。その後、2026年4月から2028年3月にかけてJAXAを含む5者で協力し、宇宙特有の境界条件を踏まえた要素レベルでの技術開発に取り組む予定だ。
各社の役割はこれまでの開発体制を継続し、ミサワホームとミサワ総研が全体統括やモジュール開発、YKKがスライドファスナーの供給、カンボウプラスが膜材の供給を担う。新たに加わるJAXAは、宇宙環境に関する知見を提供する。
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