New   2025.11.4

2025年度上半期着工、34万戸で17%減

4月以降減少続く

 

国土交通省の発表によれば、2025年度上半期の新設住宅着工戸数は前年同期比17.4%減の34万635戸だった。4月以降、6ヶ月連続で減少が続いている。

利用関係別の内訳をみると、持家が同16.0%減の9万5055戸、貸家が同17.0%減の15万612戸、分譲が同19.8%減の9万1280戸といずれも2ケタのマイナス。分譲については特にマンションの着工が厳しく、3万6672戸で同30.4%も落ち込んだ。

ただ、単月でみると着工減の状況は徐々に回復しつつある。25年9月の着工は6万3570戸となり、25年度上半期で最高だった。中部圏や三大都市圏を除く地方で分譲住宅の着工が増加に転じている。